2019年
松本ハイランド管内で生産されたりんご「ふじ」が機能性表示食品に! |
2019年JA松本ハイランドと松本市で同JA管内で生産されたりんご「ふじ」を機能性表示食品として消費者庁に申請し受理されたと発表しました。
内臓脂肪を減らす効果がある成分が含まれていることが認められ、商品に表示してPR出来るようになるそうです。市によると県産の生鮮食品が機能性表示食品として認められたのは3例目でりんごは初となります。
県工業技術センターによる調査結果などを基に内臓脂肪を減らす機能があるとされる成分「リンゴ由来プロシニアジン」が含まれていることを立証しました。りんご1個で効果が生じると期待される1日当たりの成分の半量を摂取できるそうです。 |
【りんごの健康増進機能】 |
「1日1個のりんごで医者しらず」の格言どおり、最近の研究からりんごを食べると、がんや心臓病、高血圧等を予防できることが明らかとなってきました。
死亡率が全体の6割を占める「ガン、脳血管疾患、心臓病」も、りんごを食べることにより予防されるばかりか、慢性肺疾患や高血圧の予防にもなることが科学的に照明されつつあります。
また、りんごに含まれているリンゴ酸、クエン酸は拾うの原因である乳酸を減らす働きがあります。
他にも、りんごの食物繊維には腸の消化や吸収を促す整腸作用があることから、便秘にも有効です。
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【りんごと高血圧】 |
東北地方は脳卒中での死亡率が高く、その原因として高血圧が挙げられていますが、りんごの生産地帯である青森県の津軽地方ではむしろ、血圧が低く、脳卒中での死亡率も低いことが明らかになっています。 これは、りんごに含まれているカリウムがナトリウムと競合的に塩素イオンと結合するためと考えられています。・・・ちょっとむずかしい話ですが、簡単に言うと、ほうれん草やにんじんよりも、効果があるという研究結果がでています。
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【りんごと動脈硬化】 |
りんごには、水可溶性食物繊維であるペクチンが多く含まれており、人に対するペクチンの供給源として重要な役割を果たしています。 このペクチンは、コレステロール値を下げる役割を果たしており、動脈硬化になる危険を低減し、心臓病や脳卒中を防止できるというすばらしい効果が期待できます。
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【りんごとフラボノイド】 |
フラボノイド類は、動脈硬化症の予防に有効であるとの研究結果の蓄積により、近年注目されています。 フラボノイド類は、酸化防止作用を持ち、りんごはフラボノイド類の良い供給源です。
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【りんごとガン予防】 |
また、フラボノイド類が発ガン抑制に有効であるという研究結果も、近年になって増えています。 果実や野菜に含まれるフラボノイド類の分析を行った結果では、抗酸化活性の強いケルセチンは、りんごにもっとも多く含まれています。
また、血液中のケルセチン濃度の半減期は約25時間という研究結果もあり、抗酸化成分を含むりんごを毎日摂取することが重要です。
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【りんごと喘息、気管支炎、肺気腫等の慢性肺疾患】 |
喘息、気管支炎、肺気腫等の慢性肺疾患と食生活について調査した結果によると、果実の摂取はこれらの病気の発病を抑制する効果があることが明らかにされています。 特に、りんごの摂取が有効とのことから、日常的にりんごを摂取することにより、慢性肺疾患を防止できると考えられます。
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【りんごとビタミンC】 |
ビタミンCは、人にとって重要なビタミンの一つであると同時に、天然の酸化防止剤であり、血管系の損傷を抑制する活性を通じて制ガン作用があると考えられています。 また、まだ未知ではありますが、りんごにはビタミンCの他にも、有効な生理作用をもたらす成分があるという研究結果もあります。
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【りんごと血糖値】 |
わが国では、40歳以上の10人に1人が糖尿病をわずらっているといわれています。 りんごは摂取しても血糖値を上昇させないため、インシュリンの分泌を刺激しないという特性があります。従って、他の食品と比べても、血糖値を上げずに満腹感を持続させることができます。
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【りんごと塩分】 |
りんごに多く含まれるカリウムは塩分の排出を促進するので、塩分摂取を気にしている人には是非お勧めします。 |
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-以上は全て、「ふじ60周年記念誌刊行会 リンゴふじの60年」より引用させていただきました。- |