FXS 第2章ヘッド、シリンダー組み立て編)

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冬の間に貯め込んで置いた各種部品と、ショベルヘッドのオーバーホールが終えたので、ボチボチ組み立て作業に掛かることに。(5月初旬頃)

 

シリンダーをついでに塗装する。

つや消しなので、脱脂してやたらに缶スプレーで吹く、ラクチン塗装(笑)

 

 

 

 

 

磨きに磨いたピストン、左に見える窪みは何でしょね。(後日 進行方向に向かい右側のマークと判明。)

ピストンリングも新品にしたんですが、オイルリングが今までと違う形式なので少々不安、シリンダーに試しに入れたところ、メチャクチャ渋い 、なじんでないので当たり前なんですが。

ピストンリングはこじったり、無理なことすると簡単に折れますので注意、それと、ピストンリングには上下が有りますし、リングを入れて開いた口は120°ずつずらせとか、いろいろあります、実は、ピストンリングは回るので120°づつずらすのは無意味だと言うお話もあり、興味深いですね。

 

 

 

 

打ち直して貰ったバルブガイド、ピカピカ(笑)。

加工屋さんは仕事なんで何でもないのでしょうが、真鍮棒から削り出しなんです、勿論バルブステムとのクリアランスもバッチリ。

で、バルブも新品に交換してその系に合わせて作ってもらいましたが、オイル下がりの原因は、オイルシールが入っていなかったからでした、、信じられん、さすがAMF時代のハーレー、、。

 

 

 

 

 

反対側の燃焼室から見た写真。

バルブシートも打ち替えて貰いました。

新品を見ると、此処まで深いことに初めて気が付く(笑)。

 

 

 

 

 

取り敢えず此処まで、塗装が完全に乾いたらエンジンの組み立てから作業開始予定。


8/1

大工仕事が忙しかったので7月末までほとんど弄ることが出来ませんでした(;_;)、やっと暇になったので(本業はやっぱ暇(泣))、取りあえずパーツ洗浄台を作成しなくては組み立てにも行けないことに気づき、今回の改築現場から頂いてきた流しをどうにかしようと考えた結果、一番邪魔にならないのは作業台に組み込んでしまうことだとハタと気がつき、早速埋め込むことに、取りあえず大工なので(笑)木の作業台を寸法に切り抜くことなんざ朝飯前だガッテン!

 

で、作業後にミッションを入れてしめしめ、これでドロドロのミッションの丸洗いが出来る!(^^)!

ちなみにミッションの左に見えるシャフト(メインシャフト)の付け根に有るシールからオイル漏れを起こしたので、洗浄後打ち換え。

パーツの径が合わなくて大騒ぎ、しかーし、パーツを入れてある箱の底にちゃんとぴったしサイズがあった(^_^;)、インストーラーは50mm径の塩ビ管、やはりなかなか旨く入らなくて苦労しました。

 

 

 

 

パーツ洗浄用洗剤、水20Lに混ぜて使用、泡は立たない、加熱して使用すると効力が増すらしい、灯油に比べて防錆作用もあるし危険でなく臭いもしないのでパーツ洗浄はこういった洗剤に替わっていくんでしょうね、¥1500でした。

けっこう綺麗に成ります、洗って乾かすだけ水洗い要らない、しかも本当に錆びないです、手袋も要らないし。

商売柄、食器洗浄機があるのでこの洗剤を溶かして一度洗ってみようかな、温度も80度まで上がるし。

 

 

 

 

 

 

 

スクレッパー、実はノミです、細かい所や狭い所でガスケット剥がしに活躍、シリンダーベースガスケットは腰下に入らないように剥がすのが結構面倒、そんな時にはタオルとノミの出番、切れなくなったら研げばいいしね、但し両端を落としておかないと傷だらけになります(;_;)

 

 

 

 

 

 

 

ピストンをシリンダーに入れる、斜めにしてプラハンでそっと叩けばリングも入っちゃう、ピストンピンの穴の手前で止めてピンが内面(うちづら)に出る直前で止めておく。

 

 

 

 

 

 

 

コンロッドと位置を合わせて、ピストンピンを打ち込む、反対側には先にクリップを入れておかないと出てしまう(当たり前か(笑))、打ち込んだ後、手前にクリップを入れる、 このクリップは絶対再使用不可となってますね、外れたらピストンピンがシリンダーを削るという恐ろしいことになります。

ウエスでクランクケースを塞いでおく、今回もクリップを飛ばしてウエスが有ったおかげで助かった。もし無かったら、、、最悪腰下を割る羽目に、、、。

で、左にヘッドボルトを入れてあるのが見えますが、この位置のボルトは先に入れておかないと後から入らない、前シリンダーにも一カ所有りますね。

 

 

 

 

 

シリンダー組上がり、やれば1時間なんだよね(笑)

ピストンを一番上に上げて記念写真。

同ピン45°ハーレーらしさの1番の特徴、クランクの中でしっかり確認させて貰いました。

写真がないので、何だかよく解らんですが、コンロッドの根本が2又に別れてるのと、1本のコンロッドが同じピンに付いてるんですね、検索でいくらでも調べられますので、詳しく知りたい方は調べてね、でも実際にクランクを掴んでコンロッドを回すと本気で感激します、をー、って必ずい言います(笑)。

昔の飛行機の星形エンジンもこのまま気筒数が増えたんでしょうかねー?

此処まで組んでおけばゴミの心配が少し減る。

 

 

 

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