FXS 第3章(エンジン、駆動系)

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秋になってしまった、、、

やはり8月中は忙しくて手をつけられなくて9月にずれ込んだ作業編。

最早此処まで遅くなるとは自分でも予想していなかったんだけど、やらなきゃ、やはり乗れないのだ。

で、8月最初までにシリンダーまで組んだので、その続き、ヘッドとミッションの組み込み。


 

ロッカーアームとシャフト、アームがシャフトの左右に動き音が出ていたので 、ヘッドカバーから打音がしてた様子、右の波形のワッシャーを入れた、ある種のスプリングになっているのでアームが固定される、と言う商品。

しかし、熱膨張でロッカーアームが締め付けられ、動かなくなると言う惨事に発展、薄いワッシャー(シム)で調整した方が良いです。

シャフトのビッグエンドにオイル穴が有るのでカバーに入れるときに穴位置を合わせてやる。此処でもプラハンが活躍、もうボロボロ、叩いてばかりだ(笑)

 

 

 

 

ヘッドとロッカーアームカバーを組む、仮締めはT字レンチが一番早い、くるくる廻すと気持ちがいいね、分解はエアツールを使うけど組み立ては手作業じゃないとトラブルになる事が多い 。

ショベルヘッド(笑)(右)割合と光ってますが、グラインダーに付ける真鍮ブラシのカップで磨いてクリアーを吹いただけ、研磨材でピカピカにした事もありますが、大して長持ちしないのでこの程度で丁度良い、人それぞれでしょうが鈍く光るくらいが一番好きですね、気を遣わないし(笑)。

で、塗装したヘッドのプラグホールは塗装をしっかり剥がし、アース出来るようにしておく。

 

 

 

 

シリンダーと合体、思い起こせばほぼ1年ぶり、感激の一瞬、しかーしこれまではこのシリンダーボルトに泣かされた、ともかく回せないのよ、で、今年の冬に(去年か)手に入れた極小ヘッドのラチェット、首振り角も細かくこの狭い隙間で活躍、嬉しくて涙が出そうになった、、、比べてみれば一目瞭然(右)。

で、此処で締め込んではいけない、未だインマニとの角度合わせが残っている。

 

 

 

 

ショベルヘッド、特に1200はインマニと吸気口との隙間ふさぎにOリングを使っているのでヘッドを固定する前にインマニとのベストポジションを決めないといけない、ショベのヘッドは左右に若干回転するのだ、いろんなところで精度が悪かったからかもしれないけど、この作業もOリングを飛ばしたり、せっかく収まったのにバンドを締めるときにずれたり、結構格闘しますね、やれやれ。

特製めがねレンチで力一杯締める、トルクレンチも有るけど、そー言えば何処にも使ってなかった(^_^;) だいたい、トルクレンチが使える場所がない。私は、ボルト径と使う場所で、力一杯とか8分目とか、軽くとか自然と使い分けてるようです、自分で乗る奴だからそれでいいや、トルク管理はボルトの清掃と穴の清掃 、それと潤滑油の使用法のが大事な気がする。

ハーレー風に復活してきましたねー。

 

 

 

 

 

ミッションを載せる、もう疲れた、、ミッションのベースプレートの穴が楕円で前後に動くようになってる、しかもプレートを固定するボルトが手の入りにくい場所にあって、外したり載せたり試行錯誤の連続、マニュアルには載せ方なんか書いてないし(泣)、で、位置決めはプライマリーケースを取り付けてボルトとナットがちゃんと締まる場所に、その位置は一番前だった、、。

ともかくミッションオイルを入れてキックペダルをこの場合手で動かしてオイルを廻す、頼むからもう漏れないでくれ。

 

 

 

 

 

 

ミッション固定後もう一度プライマリーケースを外してスプロケットを付けた、チェーンが邪魔でタイヤを外したり、駆動系は慣れないと付けたり外したりで、はかどらない作業だ、しかも油だらけになるし頭は使うし自分の奴じゃなきゃやらないね(笑)。

ミッションのメインシャフトをクラッチハブに留めるナットがハブごと動いて締め込めないのでもう一度タイヤをはめて、二次チェーンを固定しなければならない、もう日が暮れたので此処でやめる。

 

 

 

 

それでもやっとバイクらしく復活、錆止めしたり、塗装しながらやっているので気長にやろうかな、と思いつつも明日は駆動系完成まで行くつもり。その後は、配線、外装系、ブレーキもオーバーホール予定だし、うーむ。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

タイヤを外したついでにホイルの洗浄と、塗装の剥がれた所のタッチアップ、その後シールコートでクリアーの膜を作っておく。このシールコートはあらゆる所に吹き付けています、只ガソリンに弱いのが玉に瑕。

当然ベアリングにグリスを補充。

 

 

 

 

 

リアタイヤを付けてメインシャフトが空転しないようにしてクラッチハブのボルトを締め付ける、逆ねじに成っている。

プライマリーチェーンを入れる時に、手前からギアとチェーンを組み合わせておくいて、エンジン側のギアとクラッチケースを同時に入れないと入らない、此処でも試行錯誤した(笑)。

エンジン側のナットは1+1/2の巨大なボルトなので特殊工具は返してしまったし、道具が無く、仕方なしに水道用のレンチで締めた、その時にボルトが供回りするので、プライマリーチェーンを針金でお互いどうし締め上げて動かないようにする(友人から教えて貰った)。

左側のエンジン出力部分にダンパー機能が付いていて、後輪とエンジンの間がダイレクトに成らないような仕組みになっている、うーむ、奥が深いぞ。

 

 

 

クラッチを組み込む、クラッチ板は新品、調整は後回し、ケーブルもつないでないし。キックでピストンが動くようになったので喜んで踏み踏みしてたら残ったオイルが出てきて床に何カ所もオイル溜まりが(泣)。

スターターも乗せた、まっ、簡単にはいかなかった(笑)、此処も塗装をしながら。部品がわからなくなるので、組む時に洗浄、塗装をしてるので効率は悪い、でも先にすべての部品を洗浄したら、きっとワケワカに成っていただろう、此処まで分解すると部品点数も相当のものだし。

今回の作業で、意外とサービスマニュアルは組むのに参考にならない(調整では役に立つ)、パーツリストの部品図の方が余程為になる事を発見、もっとも、ばらす時に記録したり覚えておけばいいけど、油まみれの手では記録するのは面倒だし、記憶は既に霧散してしまった(笑)。パーツ毎に違う箱に仕舞ったのと、ボルト、ナット類は同じ所に付けておいたのだけは大正解だった。

 

 

 

 

プライマリーカバーを付けて駆動系は取り敢えず終了。

(右)真後ろから撮ってみたんだけど何だか良く分からないですね、実物はいいのになー(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

今回大活躍の洗浄台、リヤフェンダーもすっぽり入って、ドブ漬け中。

タンクとかフェンダーも傷が有って、塗装し直す予定だったのですが、此処まで来ると早く動かしたいので、タッチアップでごまかす、5m先から見て綺麗なら良しとする事に(笑)。動くために必須の作業ばかりしてくると、外装は割合と、どうでも良くなってしまった。

次回は、ワイヤー系とオイルラインと配線に取りかかります。プッシュロッドとキャブを先に付けるとまず間違いなくエンジンを掛けたくなるので一番最後にする、だってエンジンが掛かったら乗りたくなるし、そうなれば配線は今のままでいいやに、しちゃうしね。

 

 

 

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