複合管を使った2球並四ラジオ


 


2球式並4ラジオ

(1)単同調の並4が混信せず実用になるか?を検証するため作成。2004-08-29完成  −−− 実用になる。


5ス シャーシーと並んで。以外と小さい
のに驚いた。
ダイアル目盛板。両面テープと保護
シールで貼り付けた。
シャーシー内側 アルミが大分腐食
している。


(2) 204-08-14部品取付け。
【下 左】 主要部品を取付けた。シャーシー上面のみ再塗装した。塗装皮膜はアースが取れない位強い。予め”養生”用
       電源トランスは修正中に断線したのでジャンクトランスに交換
       トランスは4V、8V、160Vなので12Vヒーター管のラインナップとなる。12BA6-12BH7Aと大容量ケミコン。
【下 中】 内部配線
【下 右】 簡単にアルミ板で正面パネル。スピーカーの穴がこんなにふぞろいとは。
        現物を見ていても全く気がつかない。写真で見て初めて気がついた。まあ、いつものことだが。


シャーシー上面
非常にきれい。
シャーシー内部
ほとんど抵抗とコンデンサーは中古
バリコン直結のツマミ。
音量と再生SG電圧調整ツマミ
(3) 2004-08-22 完成 ほぼ1週間延べ10時間位
   一応鳴ることはなったが、感度低く、音量も小さい。カソードを再生コイルに接続した再生にしたが、再生も弱い。
   強いのは12BH7Aで誤配線で、6.3Vヒーター回路に12Vをかけてしまった。症状は異常なハム音と当然の不自然なヒーター
  の明るさになった。おおよそ数十秒間だったが、ヒーター断線することなく、修正後異常なく使えた。
(4) Ver2.00 2004-08-28 改造  12BA6 − 1/2 12AT7 − 1/2 12AT7

 1. 再生をカソード帰還からプレート帰還にした。 良好
     豆コンが無いので、@ 12BA6のプレートからコイルのP端子へ。
                 A 再生コイルを通りコイルのM端子から100PFでアースし、音声出力取出す。
 2. 再生調整は12BA6のSG電圧の加減型とした。
     初めて作ったので、今回始めて知った。驚くことにSG電圧を下げる程再生が強くなり発振すること
         さらに、検波回路の+B供給電圧は50V以下で、高くすると不調になる。
 3. 12BH7Aより12AT7の方が音が大きくなった。
 4. 5m程のアンテナをバリコン直結でかろうじて、小型6石トランジスターラジオ並になった。
 5. 当地では放送周波数が離れているので、混信は無く、我慢すれば実用になる。
     これで、ミニ出力管に換装すれば更に実用性が増すと思う。
 6. 小型スピーカーを含んでだが、前回の高1ラジオ、今回の並4ラジオのグリット検波は音が悪いといわれているがあまり苦に
  ならない。

(5) Ver3.00 2004-08-31 改造  12BA6 − 8A8t − 8A8p

 1. どうも悪い癖で、自作品の完成直後はうれしくて、アバタもえくぼではないが、良い評価をしてしまう。翌日、聞いていると、欠
  点が目に付く。
  @ 音声出力が小さい。12AT7だと小さい。三極、五極の複合管で、ヒーターが8Vは8A8しか手持ちがないが、交換した。
     いくらか音が大きくなった。   (この8A8は不思議ではっきり 「松下」 のマークと8A○が読み取れるが、ナショナル真空
   管ハンドブックには9A8しか記載されていない。ピンアイサンは6U8と同じ発振・周波数変換管らしい) 
  A 今のところ、異常なく鳴っているが、音が悪い。まあこれは、サウンドといえば、蓄音機、トーキー位しか無かったHiFiと無縁
   の時代ならば、充分な音質だったと思う。今のテレビ音声と比較するのが間違っていたか。
  B 局間の雑音が感度の割には大きい。雑音は拾うが電波を拾っていない。
  C 再生調整は豆コンのかわり、SGに100kBのボリュームにしたが、回転角80%で発振状態となりスムーズに調整できて良い。
 2.  音量を大きくするため、抵抗交換した。始め6A8pのカソード電流は2mA程だったが7mAまで大きくした。
      ほぼ、満足できる音量となつた。
    同じグリット検波でも再生の掛け方が違うのか、検波管の+B電圧は100V以下でないと発振してしまう。
 3. 前回のラジオに引き続き、トランスレス管が活用できた。以前、一部レス管を処分してしまったがもったいないことをした。
     安価な半導体用のジャンクトランスも、倍電圧整流、レス管を使えば十分真空管に利用できる。
 4 前回の高1も実用になるし、今回の並3も制限はあっても十分実用になる。更に正規の出力管と大型マグネチックスピカーなら
  実用になる。
  @ 感度どうの、音がどうの、混信はと言い出せば当然それなりの不満はあるが、使用部品数からいえば文句は無い。
  A 簡単に作れるので、真空管ラジオに興味がもてたら是非トライしてほしい。
  B 部品の入手が難しいくなっているが、必ずしも書籍のとおりの部品でなくても、このとおりできる。


プリセレ付デジタル直読6EH7ラジオ
1号機]と並んで。
中出力ラジオ兼用電蓄 2号機』と。  集中配置型 高1中2 6EH7ラジオと。 



ナショナルワールドボーイGXOとダンボール箱の簡易ケース。ピッタリ


12BA68A8ケミコン
再生調整100kオームB型
 この配線で時計回りでSG電圧下
げると再生強くなる。









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100円ケースに組み込むラジオ
100円ケースに組み込むラジオ