俳句   季語の色分け表示
俳句の季語
最近、テレビ番組の「プレバト」で俳句が放映されて人気を集めている。夏井いつき先生の毒舌評論が評判になっているが、その中で「季語」に関する評論が出て来ることがある。
我々素人には、どれが「季語」なのか分からなかったが、Webで検索出来ることが分かったので、平成28年8月投稿の句から「季語」を色変わりで紹介することにした。
 「季語」,「子季語」。
 子季語とは本来の季語の関連で拡張された季語。 
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投稿日 投稿者  俳句 季節
2019/05/07 名小路明之 ぬか雨に沈丁の香のたたずみぬ
万歳の枯木や天に生を受く
瑠璃越しの鳥のあそべる日永かな
若冲の五彩の羽やショール
関八州北へひろごる春の空
2019/04/14 名小路明之 風花を吹き出す雲や麓まで
大寒を乗せて無口な列車かな
君の逝く旅の終着冬銀河
白鼻心鼠籠に入る寒の明
せがまれてディズニーに寄る雪女郎
冬至の夜天球しかと動きをり
床上げや土のにほひの小春の日
新道具そろへ意気込む煤払い
蒟蒻玉三年ものに土の精
笑はるるほどに着ぶくれハイキング
冬ざれや富士くろぐろと夜分け前
安曇野の動くものなきの朝
富士りんご村は収穫日和かな
いわしぐも空一面に風の形
鳥渡るゆめかうつつか鳥が呼ぶ
安曇野の伏せし濃の夜明かな
青天や林檎パリッと素手で割る
歯固やかち栗の皮歯で剥かむ 新年
2018/12/25 名小路明之 朝霧や音しんしんと木から木へ
奥社まで二キロとしるす落葉
見ごろにて庭の真中にの鉢
蓑虫や餌は足るるか蓑の中
秋雲の底ひを染むる入日かな
2018/11/04 名小路明之 秋あかね乱舞の園となりにけり
この先は二輌列車やの国
女王花時をあはする二輪かな
これがまあ朝から待てる今日の月
近寄ればまさに清らや草の花
2018/10/04 名小路明之 宿題を姉妹で競ふ夏休み
冬瓜の食べごろ今ぞ妣の味
甚平や年に一度のお披露目を
一陣の風の生まるるかな
溝萩やこぼれて棚に色そへる
秋の蚊を追いのがしたる四畳半
玄海を茜に砥げる秋夕焼
武蔵野や生まれはじむるいわし雲
田や畑へ野分の恵み蜻蛉島
今宵また湯舟にしづむ虫しぐれ
2018/10/04 名小路明之 ひいふうみ針先ほどのめだかの子
生きのびるための昼寝ぞ日曜日
戻りみち首に一筋ながる
空蝉落蝉ならぶアスファルト
垣越しに利きめ聞かるる蚊遣香
2018/09/20 名小路明之 蔵の米のうまさを醸しけり
渓の湯のあふるる音や額の花
オフィスまでビルの片陰選びけり
夏蝶の翅音まとふや庭弄り
夏の川巌に高きしぶきかな
妣(はは)の知恵闇に十薬干ししまま 妣は、亡くなっている母
薄暑洗ひ晒しを風抜ける
2018/08/12 名小路明之 老鶯や息一杯に鳴き尽くす
一瞬の黄揚羽まとふ庭いぢり
轟けるダムの放流渓若葉 初夏
境内の若葉の威厳木曽路かな 初夏
移植せる妣たんせいの白牡丹  妣は、亡くなっている母
安曇野や遠き前穂のはだれ雪
花吹雪すかしの衣となりにけり
翡翠を柴木の間に待ちにけり  翡翠 : かわせみ 初夏
健やかを天に願うて鯉幟 初夏
フェロモンをぬぐひ斷つるやの道 三夏
2018/05/07 名小路明之 啓蟄や襲(かさね)一枚脱ぐ躊躇
恋猫のほえてよこぎる荒地かな
大雨に誘はれ弥生涌きいづる
来たる空也の口に六仏
あたたかや妹をなぐさむ姉のゐて
2018/04/14 名小路明之 玻璃越しの鳥の遊び場光る
月と日の弥次郎兵衛なる枯野かな
冴ゆる夜のもゆる赤銅皆既食
料峭や法事の経を皆唱なう 早春
太陽と目くばせかはす福寿草 早春
2018/03/28 名小路明之 賽銭の小銭なくなる福詣 新年
床の間に橙飾る神の席 新年
冬青空人体透けて見えそうな
寒桜伯母の命日めぐり来る
遠い日や下駄スケートの痛きこと
2018/02/10 名小路明之 から松の金糸の枯葉肩に背に 晩秋
傘傾げあふ武蔵野の夕時雨 初冬
山の湯へ険しき道や枯尾花
朝五時の一人風呂なる雪見かな
湯けむりの湯屋にからまる雪景色
鎮守社へ風ばかり過ぐ神の留守 晩秋
運動会嶺までとどく大声援
遠富士の底に車列や冬紅葉 晩秋
の棹かぞふる朝の甲斐路かな
高みよりここは己が地高音
2018/01/04 小林幹房 新玉や国の行末案じらる
2017/12/07 名小路明之 我と在(ま)す半跏思惟像薄もみじ
名月の鎮もる古都を照らしけり
ペダル踏む斑鳩のみち秋桜
鰯雲太子の徳の今もなお
手つかずに土に眠るや古都の
2017/11/25 小林幹房 石蕗の常より早く咲きにけり
2017/11/15 名小路明之 地下世界問うてみたきや今朝の
男にもちょいとひと噴き香水
西瓜市四軒まわり試し喰い
清流の風をいざなふ秋扇
先人の知恵の遥かや星祭
削り氷の古き削り器削る音
白桃をほほばりけふの元気かな
長風呂や一人聞き入る虫時雨
一年がの一生今鳴けり
母守護に宇宙翔くるや流星
2017/10/23 小林幹房 雀追ふ大義を忘る案山子かな
2017/09/26 小林幹房 妻の留守庭訪れる黒揚羽
2017/09/21 名小路明之 故郷の赤錆炎ゆる鉄路かな
一寸の蜥蜴一瞬草の中
目の合うて金魚反転尾をふりて
炎天下揺るるや遠きガスタンク
や山麓つたふ神の音
2017/08/25 小林幹房 信なくて立っているのかこの案山子
2017/08/07 名小路明之 自動車に郷里のや連れ帰る
大空へ航跡自在つばくらめ
薫風やすれちがふ鳩すまし顔
六月やジャングルとなる庭模様
知らぬとてそこは危険ぞ雀の子
2017/07/28 名小路明之 平曲の朗朗ながる木の芽風 初夏
霾る(ツチフル)や視力低下をうべなへり 初夏
芝桜富士一山を引き立つる 初夏
静けさや宿の目覚めの木の芽雨 初夏
曜変の異彩やの薄明かり
2017/06/19 小林幹房 権力の私物化ありてに入る
2017/05/01 名小路明之 空と樹の間(あい)にふくらむ木の芽かな
鳥雲に豊かな山野見ずにゆく
春めくや魚は水面の様子見に
父の彫りし恵比寿大黒障子
一列に白帆のすすむ春の波
芽柳の見えざる風をとらえけり
試し酒の扇の仕草春の夜
名草の芽天地の恵み受けにけり
生と死のねむりの中の母の
松陰の終焉の地のかな
2017/04/23 小林幹房 万愚節嘘を考え日が暮れる
2017/04/09 名小路明之 暁の福茶の恵みいただきぬ 新年
故郷の道はかはらぬ恵方道(えほのみち) 新年
冬の月雑木林の(ひご)の中 新年
鼻先のしむるシベリア寒気団
親と子の似たる寝姿春炬燵
鳥居出づ元朝の日矢満ちて来し 新年
かるた終りの二枚並び替 新年
アルプスを越えてわきくるの渦
通勤の階段と駆け上がる
千の石の階(きざはし)かざりけり
朝風の染まり流るる八重桜
健やかを祈り節句の菖蒲剪る
子供らの浴衣の掛かる朝の居間
行く先も速さも自在鬼やんま
錦木の色重なりて浄土とも
2017/02/27 名小路明之 武蔵野の夕日のはぬる枯木立
百合樹の新生を待つ落葉かな
遠目にも銀杏黄葉の栄ゑにけり
陽光の楓紅葉を透かしみる
暁の外気は零度山眠る
2017/02/20 小林幹房 初場所や待望久し稀勢の里 新年
2017/01/04 小林幹房 暮の秋何を思案の盧遮那仏
2017/01/03 名小路明之 安曇野の大地うるはしを食む
故郷の墓を洗へり小糠雨
こまやかな形ひそやか野菊咲く
安曇野の山も麓も小春かな
色鳥や古屋の庭の草粗し
今年米頼む電話の声はづむ
故郷の思い出尽きぬ長夜かな
雲の割れて日矢濃き麓村
けふからは他人の住まひしぐれ
暁に染まる初雪常念岳
懸崖の小菊まなかや菊花展
その度に訳ある酒や神無月
時雨帰宅電車の窓潤む
晴れわたり脳へ刺激や文化の日
同期会終はる安堵やに入る
2017/01/03 小林幹房 おでん種君は一番何が好き
2016/12/10 名小路明之 枕辺へ波のとよもすの旅
朝の日矢桜落葉は円を描く
少年の声は森から小鳥来る
そこここに声甲走(かんばし)る花野かな
創作の余生となりぬ長き夜
2016/11/29 小林幹房 降りて緊張感の増す下界
2016/11/04 名小路明之 螳螂の構えてゐたる草の先
髭剃りの切れ味にぶる残暑かな
いちどきに台風三つ星病める
山畑に農夫の影や白露の日
中秋や雲にいざよふ月の船
鬼百合の気怠き顔の夕べかな  元は「百合」
都会では見られぬ勢ひ雲の峰
奥秩父大気吸ひこむ大夕焼
ひとり住む母の得意や土用灸
阿波踊り鉦鼓一打に構へけり  元は「踊り=盆踊り」
2016/11/03 小林幹房 紅葉して散り方のみを悩み居り
2016/09/29 小林幹房 県名を聞き引き下がる野分かな
2016/09/09 名小路明之 旅の果巽の空に夏至の月
よいしやよいしやと神の轍や御柱  本来は「御柱祭」
蝸牛よそ見のうちに失せにけり
女王花ゆうべ4輪の孤独かな  女王花=月下美人
夕焼ビルたくましくなりにけり
末の子の食事みる姉梅雨晴間
咲きほこる薔薇に神秘の深まりぬ
2016/09/08 小林幹房 新蕎麦や城は至高の薬味なり
2016/08/01 小林幹房 歳時記の新顔なるか熱帯夜
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