俳句
小林幹房君(俳号・幹生)の句      季語を知りたい場合はこちら
市民タイムス ふるさと文芸 信濃句会 に投稿    HP事務局に直接投稿
ゆたか句会→清里句会(2013/07/02から)→信濃句会に(2017/02/09から)
2018/01/04 新玉や国の行末案じらる
2017/11/25 石蕗の常より早く咲きにけり   石蕗(つわぶき)
2017/10/23 雀追ふ大義を忘る案山子かな
2017/09/26 妻の留守庭訪れる黒揚羽
2017/08/25 信なくて立っているのかこの案山子
2017/06/19 権力の私物化ありて夏に入る
2017/04/23 万愚節嘘を考え日が暮れる
2017/02/25 1/3の句が清里句会から再掲載(句会のミスか?)
2017/02/20 初場所や待望久し稀勢の里
FAXにてHP事務局に投稿 (2017/01/04)
2016秋
俳句アングル
に投稿
命題 添付の写真をみて1句作って下さい
 写真は諏訪大社下社春宮の近くにある万治の石仏
暮の秋何を思案の盧遮那仏
2017/01/03 おでん種君は一番何が好き
2016/11/29 霜降りて緊張感の増す下界
2016/11/03 紅葉して散り方のみを悩み居り
2016/09/29 県名を聞き引き下がる野分かな
2016/09/08 新蕎麦や城は至高の薬味なり
2016/08/01 歳時記の新顔なるか熱帯夜
2016/06/27 この世ではオレだオレだの蟻地獄
2016/05/05 春の宵心の鍵をかけ忘れ
2016/03/31 松本駅四囲の山々笑い出す
2016/03/04 恥を捨て人は生き抜く頬被り
2016/01/07 後ろ手に茶人閉めたる腰障子
2015/12/08 北風で農が吹き飛ぶTPP
2015/10/05 根岸では俳句とならず一位の実
2015/08/02 ふふふふふ会釈を返す夏帽子
2015/06/07 柿の花只ひつそりと消え去りぬ
2015/04/24 来し方を振り返り彼岸の茶を喫す
2015/04/04 南校の梅は咲いたかまだかいな
FAXにてHP事務局に投稿
2015/01/17  かみひげ                   こ ぞ   こ と し
髪髭と伸び放題に去年今年
元旦や大御心は平和主義
焼き餅に妻は汁粉の鏡餅
2015/01/10 冴ゆる日や松本山雅凱旋す
2014/12/10 やれ撃つな熊の事情も聴いてみよ
2014/10/12 流れ星流れ流れて古稀となる
2014/09/11 朝顔と見まがうこと無し双葉より
2014/07/14  06/21FAX投稿の句が掲載「簾立てこれ見よがしの芝居小屋
FAXにてHP事務局に投稿
2014/06/21 短夜やサッカー熱にうかれをり
妙齢の裸身けぶりぬ簾越し
簾立てこれ見よがしの芝居小屋
独り居の侘しさ隠し簾吊る
2014/05/13 熊ん蜂墓石の廻り巡回す
2014/04/09 いにしえは梅に恋せり朴念仁
FAXにてHP事務局に投稿
2014/03/09 義理チョコを集めし2月のネオン街
告白の時は今なりバレンタインデー
冬季五輪皆で摘み取るメダルの芽
今生に見たことも無き雪景色
白魔なる言葉のよぎる雪景色
2014/01/27 霙るるや秘密保護法成立す
FAXにてHP事務局に投稿
2014/01/23 三度目の春を迎へし汚染水
新玉や徴兵制がやってくる
虎河豚や血盟団を募りたし
福ダルマ如何なる運をもたらすや
人情に感謝感謝の初句会
2013/12/01 風前の第九条や秋灯
2013/11/03 いつまでも猫かぶりする衣被
2013/10/01 この国の未来は暗し吾亦紅
2013/09/05 飛魚や軽く別れる若夫婦
2013/08/05 母縫ひし父の古着や半ズボン
2013/07/02 万緑の中や乳牛放牧す
2013/06/16 我が生の味の薄さや酸葉噛む
2013/05/01 風車前座を務めこの印籠
2013/03/30 熱燗や今日も生存確認す
2013/02/14 石焼芋呼子の笛の凛として
2013/01/04  11/17FAX投稿の句が掲載「錦脱ぎ白無垢を着て山眠る
2012/11/25 田を刈るや我が人生の後始末
FAXにてHP事務局に投稿 
2012/11/17 一膳の飯の重さや今年米
錦脱ぎ白無垢を着て山眠る
常念(岳)の眠る姿態を鑑賞す
山眠る揺れる大地をゆりかごに
世の中は鉛色濃し冬の空
2012/11/03 流れ星トラック野郎はいい女
2012/10/03  8/18FAX投稿の句が掲載「露の身やお悔やみ欄に目を凝らす
2012/08/23  7/9FAX投稿の句が掲載「心太大学構内素通りす
FAXにてHP事務局に投稿 
2012/08/18 露と落ち露と消へにしパンダの子
露の身やお悔やみ欄に目を凝らす
芋の露願ひを込めて筆走らす
FAXにてHP事務局に投稿 (半年分の気に入った句をまとめたそうです)
2012/07/09 半世紀記憶の底の女雛かな
福島の桜は如何におはすやら
亡き義父の斑入り躑躅を抱へたる
(亡き義父はダンディなりき藤の花)
麦秋や一億人の金環食
やはりまだ長袖となる更衣
桑の実や少年の日の回り道
心太大学構内素通りす
2012/06/23 火と燃えて天下を狙う鬼躑躅
2012/05/31 蕨狩際限の無き時空かな
2012/05/10 国会や次々替はる阿呆雛
2012/03/28 独楽のごと自己中心に生きてをり
2012/02/07  12/11FAX投稿の句が掲載「凛として立ち上がりけり冬銀河
2012/01/09 未成年法度に触れず玉子酒
FAXにてHP事務局に投稿
2012/01/03
初句会投稿
放射能残せしままに年明くる
復興の遅々と進まず年改まる
2012/01/03
信濃俳句通信
1月号に投稿
命題 添付の写真をみて1句作って下さい
   
年経れば付かず離れず夫婦鶴
FAXにてHP事務局に投稿
2011/12/11 凛として立ち上がりけり冬銀河
清澄の気を包みけり冬銀河
天空のシネマスコープ冬銀河
冬銀河親分面の北極星
六連の昴は王者冬銀河
2011/11/18  11/05FAX投稿の句が掲載「長雨や黙して二人地豆喰ふ
FAXにてHP事務局に投稿
2011/11/05 ピーナツやおいし過ぎたる5億円
長雨や黙して二人地豆食ふ
房総の地に潜み生ふ落花生
鳥が寄り毛虫が居着く七竃
霜降の朝や気温は十八度
2011/10/12 粘る奴好みに合わずとろろ汁
2011/09/30 いつの日か土に還らむ蝉時雨
2011/08/19 冷麦や箸にかからぬ与太息子
2011/07/09  5/29FAX投稿の句が掲載「旅の宿妻の喜ぶ貸浴衣
2011/06/10  5/08FAX投稿の句が掲載「憲法とこどもに気使ふみどりの日
FAXにてHP事務局に投稿
2011/05/29 五月雨や草木悉皆成長す
雨上がり万緑の清気かな
八百長の関取包む浴衣かな
浴衣着て女清らな湖畔かな
旅の宿妻の喜ぶ貸浴衣
FAXにてHP事務局に投稿
2011/05/08 うまき嘘浮かばぬ朝や四月馬鹿
被災地に申し訳無き花見かな
松島や被災の地にも緑生ふ
白虎の地緑蝕む核汚染
憲法とこどもに気使ふみどりの日
2011/04/22 光琳の梅に及ぼす宅の軸
FAXにてHP事務局に投稿
2011/04/09 息を飲む津波の速さ春の海
震災の街を飲み込む春の海
春霞ジェルソミーナの道を聴く
春浅しぬかるんでゐる人の道
春泥も渇きもありて我が道程
2011/03/19 猫の恋我が庭突如関ヶ原
FAXにてHP事務局に投稿
2011/01/19              しょうじ
無常なる生死の様や去年今年
2011年初句会
この国はどこへ行くのか年忘
2010/12/24 熊でなく人の罪なり銃殺す
FAXにてHP事務局に投稿
2010/11/30 神田川恋を待つ間の湯ざめかな
湯ざめせり女全裸で化粧する
出歯亀の我を忘れし湯ざめかな
2010/11/21 思ひ出は父手作りの熟柿かな
2010/10/19 妻溌剌俺独りだけ枯すすき
2010/10/03            も と    ただ
梅雨空の原因を質せば舌禍かな
FAXにてHP事務局に投稿
2010/09/27
れんげ忌や安曇野原に遺徳満つ  れんげ忌=臼井吉見の忌日
冤罪の柿輝けり塀の外
もの憂げな西日を浴びて柿すだれ
柿の実がたわわに稔る過疎の村
限界集落に柿豊かなり
2010/08/18 兄妹の遺恨の元のメロンかな
2010/06/16 春寒や鈍感力が生きる術
2010/05/17 姥桜あっさりと引く恋心
2010/04/16 幾つかの卒業を経し人世かな
2010/03/17 アラ還の遭難多き雪崩かな
2010/01/14

初冬や終の棲家に暮らしをり

2009/11/19 信楽の狸を友に月見酒
2009/10/25 終戦日懲りない面々橋渡る
2009/08/19 一葉ずつ初夜の如くにキャベツ剥ぐ
夏期総会案内返信の住所変更連絡に添えられていた一首
2009/08/08 帰去来の心模様や雲の峰
2009/07/11 短夜や娑婆の暗さに眠られず
2009/06/11 筍や程良きアクのありてこそ
2009/05/15 万愚節妻騙さむとして日がな
2009/04/08 裏切りはいつものことさ猫の恋
2009/03/17 四十年妹背の仲や根深汁
2009/01/16 紐引けばあわや捕らわれ寒雀
2008/12/02 豊かさが目減りしてゆく神無月
2008/10/22 重陽に合はせ人形丹精す
2008/09/21 夕顔や大化けしたる寿司の中
2008/09/02 一雫落ちる端から夕立来
2008/07/31 月見草夢二の夢を追ふごとく
2008/06/19 一粒の麦を踏むなり狭き門
2008/05/17 環境を羽根に託すやみどりの日
2008/04/10 往きし春棒振る子らに道路あり
2008/03/14 狐火と唱へながらの句会かな
小林君から郵送(1/20の初句会にて発表の2句)
2008/01/30 新玉の年に偽無きを誓ふべし
平成も二十歳となりぬ雪しんしん
2007/12/25 秋の陽の銀座を照らす人照らす
2007/11/24 新米の握り飯食ふ菜要らず
2007/10/13 ビル街の路地にひっそり赤まんま
2007/09/04 松本よサンバに踊れ夏深し
平成19年夏期総会にて投稿
2007/08/14 かたつむり三十五年の夫婦かな
たおやかにソナタ悲愴や花菖蒲
2007/07/04 憲法にアンテナ立てし蝸牛
2007/06/02 緑なす黒髪の人恋ひすなり
2007/04/29 故郷の駅の懐し啄木忌
2007/03/08 熱燗や湯気の向かひは山の神
2007/01/14 居酒屋の歳暮代わりの頬キッス
2006/12/16 霜降りぬ偶の奢りの旅の宿
平成18年夏期総会にて投稿
   
学び舎に春の名残りや遭難碑
   参考  春の名残り(記憶は定かではない)
   浅野内匠頭辞世{早世の無念さを詠んだ歌}
            ・・・・・
風誘う花よりもなほ我は又春の名残りを如何にとやせむ
春愁や母校の庭に立ち尽くす
同級の絆求めて盆の会
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