番数はクロッシング部の角度ですが、決まりごとがあるようです。渡り線やスリップポイントを構成すると、クロスが分岐器の倍の角度になることを考えて、4番は8番の倍の角度と決めているそうだ。8番は、tan(1/8/2)*2 = 7°9′、4番は倍の14°18′。ちょっと話は逸れて、ポイントに相当する曲線半径というのがありますが、計算しやすいのは、外側レールのトングレール先端から、クロッシングの交差点までのようで、これが軌間と同じになることから求める。図参照、(R+W/2)*(1-cos(θ))=Wより、R=W(1/(1-cos(θ)-1/2)。4番ポイントで16番(HO)の場合は、W=16.5mmなので、約R=520mmとなります。カーブがきついと感じていたのはこの数字からも分ります。6番ポイントだと約R=1180mmで、通常は問題ないくらいになります。曲線はリード部までで、クロッシング部は直線のポイントも多いと思うのでその場合には、曲線部分は図より短くなり曲線半径はもう少し小さくなるのでしょう。市販のポイントは、トングレール先端より前端と、クロッシングより後端に直線を付けて、ポイント終端の間隔が25mm、全長が185mmにしてあるということのようです。
(2018.9.15)
|