取り急ぎ備忘録

資料が見つからなくなるので電子化しておこうメモ2019年より。


raspberry pi 3 のHDMI出力をテレビに接ぐと音が出ない

子供の科学のセットに入っていた小型のコンピューターディスプレイでは、音が出ていた。
大きな画面で見ようと、使っていないテレビ(山水)に変えてみた。
音が出ない。画は安定にちゃんと出ている。
テレビのHDMI入力を使用するのは初めてなので、もしかして初期不良かもしれないと思い、ソニーのブルーレイ出力を接いでみたら、音が出た。
それじゃraspberry piの出力側かなと、ソニーのテレビに接いでみたら、音が出る。
山水のテレビのHDMI入力がパソコン信号に弱いのかも。windowsのノートPCのHDMI出力から接ぐと、大きな音が。
もしかしてHDMIケーブルの影響(相性とかいうやつ)も考え、短いので試しても、raspberry pi → 山水テレビだと音出ず。 フォーマットも768pだけでなく、テレビフォーマットの1080iでも試してみたが音出ず。
今日の結論。raspberry pi → 山水テレビの組み合わせ以外では、音が出る。ソニーのブルーレイから出る信号と、raspberry piから出る信号が、どっか違うのかな。tvservice -a とやると、どちらも同じで、PCM 2ch 32kHz 16bitなのでした。
出力フォーマットの切替えは、lxrandr。xrandrでいろいろ操作できる。HDMIのEDIDもダンプできる。
そうだ、EDIDを無視するように、/boot/config.txtに、
ignore_edid=0xa5000080
というおまじないを追加した時も、音出なかったから、ディスプレイが出すHDMIのEDIDの違いはあんまり関係ないのかも。あれ、確認したつもりだけど、このEDIDを無視する設定でソニーテレビから音が出るのを、再確認してみた方が良いな。
(2019.10.25)

確認してみました。EDIDを無視する設定でソニーテレビから音が出ました。
さらに、ソニーで音が出ている時のEDIDを、xrandr -dで、/boot/edid.datにダンプして、 そのファイルのEDIDを使うように、/boot/config.txtに、hdmi_edid_file=1を追加して、山水モニタで確認してみたが、やはり音は出ず。EDIDの違いでもないような感じ。
論理的なものではなくて、クロック周波数のずれとか、物理的な原因なのかも。
そう思い、違うraspberry piの基板で試したらと、山水モニタを接いでみたら、なんとさらに表示フォーマットがおかしな値で、さらに変えられない。良く分らないです。コンピューターモニタを接いでもフォーマットが変えられないので基板の動作みたいだ。今日はここまで。なんか迷宮入りっぽい。
表示フォーマットを設定する最後の手は、/etc/default/grubで、ここにGRUB_GFXMODE=1920x1080などどするという記事を発見。
(2019.10.26)

かつて作りかけた電子オルガンの分周器で思ったこと

今では電子楽器といえばDSPで合成や加工するだろうと思うが、高校生か大学生の頃はハードウエアーで分周して、フィルタ通して。まだTTLなんか一般的ではなく、中学校の時に模型部の顧問の先生が大学の学園祭で見た電子楽器の回路図を書き写してきてくれた時は真空管の分周器だったが、それ程でもないにしても、秋葉原で安いトランジスタを探してきて、この頃はマイクロディスクが安価が売りだったので2SC695かなんかを買い込んで分周基板を作ったものでした。電子オルガンの回路図も図書館で見つけて書き写したりして。先日、ネットショップで真空管を見かけたら、それがきっかけで思い出して、この分周器は倍半分の分周出力を抵抗で混ぜるようになっていた。今、気付いたのは、分周器の出力は矩形波で、倍音は奇数次の高調波だけなので、いろいろな音色を出すには、偶数次の高調波を混ぜるのが良かったんだろうと。そのわりには抵抗値は高くてそんなには混合していなかったように思う。後でメモ探してみます。当時はそんなところまで理解していなかったので矩形波をフィルターに通して音色を変えて使えばと思っていた。奇数次だけだと、オルガンみたいな音色なので、鋸歯状波のような偶数次も含むようにすると弦楽器みたいな音色にもし易いはずだ。鋸歯状波はn次の成分が1/nなので倍音は0.5倍で混合するのが良いのだろうと思う。矩形波をアナログ的にハイパス通して加工すれば鋸歯状波にもできそうだけど、周波数が変わっても同じ波形にするのは簡単では無さそうなので分周器側でできればその方が良い。しかし4倍とか、6倍とか、その辺りまで合わせようとすると、簡単に出来るんだろうか。フィルタの作例はインダクターに山水のトランジスタ用の小型トランスを使っていて、これも適当に購入して、ストックのままかな。やっぱりメモ探して音を出してみたいなあ。
(2020.3.22)
分周基板
分周基板
基板が出てきました。一音を 6 分周する基板で、これを 12 枚作って 12 音分です。エッチングして起こしていました、若いときは一途だ。袋売りで安い部品を探して使っているので抵抗のワット数混在、コンデンサーもスチロールが混ざっていますね。マウントしてある基板と、未マウントの裏側パターン面です。もう数十年経ちますが、酸化していなくてピカピカです。クレンザーでていねいに洗ってフラックスかけてあったからかな。回路図はまだ見つかりませんけど、基板から読めそうです。下の白いのがトランジスタ、左が入力、上 1/3 に並んでいる抵抗で矩形波を混合して上側に出力。矩形波から鋸歯状波にするには、倍音を 1/2 倍で、4 倍音を 1/4 倍で混ぜれば良いと思うが、基板では倍音を 1/2 倍かやや多めで混合していて、高さで変えている、そして 4 倍音ではなくてオクターブ下を 1/10 倍くらい混ぜている、これはどんな効果を期待しているのでしょう。後段のフィルターを切り替えて音色を作るときに単純に鋸歯状波っぽくするよりも、好ましい音色にできたということなのでしょう。聞き比べてみたいけど、このくらいの周波数なら Arduino で簡単に実験できるかも。(2021.11.30)


パネルヒーターのワット数可変

ディンプレックス製パネルヒーター 100V/1500W とても便利だが、電流が多いので専用のコンセントからでないと使えないのが欠点。一般的なコンセントで使えると良いのだがと思っていたが、トランスで電圧を下げるのは重たく大きい、位相制御だとノイズ対策が大変そうで、もやもやしたままだった。何かのきっかけで熱容量が大きくて応答が遅いのだからオンオフ制御で良いんじゃないかと、そう気づくと、洗濯機のモーター加速時だって、電子レンジの弱いワット数の時だって、オンオフ制御しているみたいだ。ということでトライアックでゼロクロススイッチ、オンオフのデューティ比はタイマー IC NE555 で、1 分くらいの周期でやってみようということに。つづき
(2021.11.5)

水を電気分解して酸素を発生

水の電気分解
水の電気分解
微生物燃料電池の陽極の酸素濃度を高めてみようと思う。一般的には白金触媒を使って過電圧を減らす方法なので、白金カイロの綿を使おうと思ったりもしていたが、表面の酸素濃度を上げても効果がありそうなので、簡単な方法はと考えていた。植物を入れたら酸素が増えるかなと検討、それほど酸素濃度は高くならないし、高すぎるのも植物に悪影響がでてしまう。ゼオライトを使って酸素濃度を上げる方法もあるけど、音がするのと装置のメカがちょっと面倒そう。実験だけと割り切って、水を電気分解して酸素なら簡単そうだと思いついた。電池なのに電気を使うのは本末転倒だけど、簡単に実験して効果を確認してみたいと思う。水の電気分解は学校では水酸化ナトリウムを入れたり希硫酸でやったりして電解質の伝導度を上げるのが一般的らしいのですが、家では入手が面倒で安全性も気になる。いろいろありそうだけど以前結晶作りの実験で使ったミョウバン (KAlSO4)が使えるようなのでこれでやってみよう。カリウムとアルミのイオンは水素よりイオン化傾向が高いので陰極からは水素、これは空に飛ばしてしまえば良いと思う。硫酸イオンは水酸イオンより陰イオンになり易いので陽極からは酸素が出る。これを細いチューブで微生物燃料電池の陽極の空気のところに入れれば良さそうに思う。工作してやってみましょう。陽極は炭素か白金である必要があるので、鉛筆の芯を焼いて使っても良いらしいのだが、炭素棒は昔の中2の科学の付録の電気メッキセットに入っているのを見つけた。つづき(2022.3.17)

外付けHDD故障

基板のICの辺り
基板のICの辺り
先日、妻の母校の番組があるからと録ろうとしたら、ケーブルテレビのセットトップボックスで使っている録画用の外付け HDD が、認識されなくなっていた。光ファイバーに替えた時におまけで付けてくれた外付け HDD で、信頼性があまり良くないのですが…と言っていたので(笑)故障しやすいのかもしれない。分解してみると、3.5インチの HDD 自体は普通に動くようで、別の SATA USB 変換で接いだら動いたので、そのまま録画はできた。動作不良は基板の SATA USB ブリッジ IC の辺りっぽい。IC は JMS578 データシートが見つかった。内蔵の DCDC コンバータの出力のインダクターに電圧が出ていない。本来 1.2V だが テスターで測ると 0.8V くらい。システムクロックは電源が 1.2V なのでこれでは何も動かない。AC レンジで電圧出ないのでドライブしてないのかなとも思うけど、だったら 0.8V の電圧は出ないか。アナログテスターだからな。L3 はそれなりの直流抵抗があって悪くなさそう。C16 は、端子にテスター棒で触ると「チー」音がするので少し怪しい、グランド側でも音がするのはなぜ(笑)。これかな。でも、ヤフオクで同じ基板をみつけたので、これを落として先ずは元通り動くようにしよう。そんでコンデンサを変えてみましょう、チップコンは無いけど。それでもダメで IC だったらお手上げ。 (2022.6.18)

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