微生物燃料電池の陽極の酸素濃度を高めてみようと思う。簡単に効果を確認するだけなら、水を電気分解して酸素を作れる。伝導度を上げるには、安全で入手が簡単なミョウバン (KAlSO4)、陽極の炭素棒は昔の中2の科学の付録の電気メッキセットに入っているのを見つけた、懐かしい。陰極は銅線のままでも酸化されないので溶けない。
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そこで原点に戻って考えてみる。今回の酸素発生は効果の確認の試しで簡単と思われる水の電気分解にしたわけだが、電源と、ミョウバン以外に、白金も必須となると方針変更。次の手は過酸化水素水かなと思う、100 円ショップでも売っているみたいなので。ところで、水の電気分解は、実は希硫酸や水酸化ナトリウム水溶液の電気分解で薬品が必須なわけですが、家での実験で手に入りそうなものでやろうとすると、今回のミョウバン以外には、チオ硫酸ナトリウム(水道水の塩素をイオンにするために熱帯魚店で、また銀塩写真の現像で銀を析出する薬品として、ハイポという名前で売られている)か、炭酸ナトリウム( 100 円ショップでセスキ炭酸ソーダという名)が使えるようです。重曹(ベーキングパウダー)でもできるようですが、これは温めると水に溶けている炭酸が二酸化炭素となって出てきてしまうのが注意点。ということで過酸化水素水は消毒用のオキシドールを買ってきましたが、そうこうしている間に微生物燃料電池の起電力が下がってしまったので、気力が充実してきたら(笑)やってみます。 (2022.3.26) |
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