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ご無沙汰いたしました。気が付くと 一ヶ月経ってしまっていたのです。 
かといって ぼんやりしていた訳ではなく 日々息詰まるような 毎日を不本意ながら過ごしていました。
ここ数年来にない真剣な毎日を…
ま それはさておいて 机の上の書類や数字ばかり見ていた目線を上げると 辺りは なんとなく入梅した気配。
お月さんにも ほとんど逢っていません。 Lune


<かぶと虫くん>

6月20日 陶房の窯場のコンクリートの庇の下に、かぶと虫がいるのを見つけました。                                                  
まだ明るいのに、どうしてこんな所に? 雄のかぶと虫が我が家にやって来たのは、初めてのことです。
近くの松の幹にとまらせてやりました。
夜になると、どこかへ飛び去っていました。
夏至を過ぎたばかりですが未だ明けきらぬ中空に月齢19日の月です
昨年も今年も空梅雨で やきもきしながらも お月さんに何度か出逢えるのは うれしいことです
昨年 気が付いたことですが6月のお月さんというのは とてもいい場所に現われます
南の空の少し目を上げた辺りに
しかも今年は木星と毎月デートです
木星は南の空で淋しそうにぽつねんとしていますが一ヶ月待っていれば逢えるのだから いいじゃない?と同情はしてあげません
<カエルさん>

我が家の庭に棲みついている3代目ひきがえる 胴長12cm
2代目は陶房の入口の大きな石と石の隙間を棲家としていましたが、                                                   2年前の8月、お盆過ぎの雨の夜に仲間が集まる近くの沢に出かけたきり帰ってきませんでした。
<深山幽谷の>

あの初々しかった葉色は大人びた若者の葉に変わり 重なり合った葉たちが作り出す陰は深山幽谷を呈し始めます。
太陽の光が強まるほど 緑は濃く暗く。光と影は相対するもの教えてくれます。 そんな暗闇を吸い込まれるように見つめていると気配を感じます。一生懸命目を凝らしても依然何も見えないのですが にわかにがさがさという音だけして程なく隣の家の犬が けたたましく吠え出します。すると がさがさという音が遠ざかっていきます。
あぁ やっぱり いたんだ…
深山幽谷に浸っていると眠らせている感覚が目覚めるようです。