1985陸中大橋

1985.12.29-31、青春18でほぼ始発で常磐線、花巻16:25で釜石泊。翌日、陸中大橋、鵜住居、折笠、岩手船越という行程でした。オメガ線(半周ループ線)のトンネルがあるので有名な陸中大橋です。釜石から来て、陸中大橋からトンネルで山の中をぐるっと上り、橋を通って上有住に向います。曲線の上り勾配のトンネルで、蒸機時代には、釜石線の列車はカラスより黒いと言われたそうです。難所だったのでオメガ線のトンネルで国鉄が開通する前は、陸中大橋と仙人峠の間は鉄道が無く、荷物は索道で輸送していたそうです。

釜石側から駅に近づく列車 12月30日(月) 7:18 釜石から来た列車が登り勾配でこれから駅に着くところです。写真手前の線路は入換え用の引込み線で、こっちはほぼ水平Lだと思います。
釜石側から駅を見る 釜石側から駅を見たところです。当時はまだ駅舎がありました。発車してすぐ奥のトンネルがオメガ線トンネルの入り口です。トンネル内は左にカーブして登っていきます。この駅構内は模型にしたい要素がいっぱいです。
ホーム上からトンネルを見る トンネルに近づいてホーム上からです。ホッパー奥に見える右側のトンネルはホッパーに押し込むときの有効長を確保するもので引込み線の先はトンネル内で途中で行き止まりです。本線のトンネルは蒸機時代には入り口にカーテンがあって、機関車と一緒に上昇する熱い煙に機関士がまかれないように、列車がトンネルに入ると煙がトンネル内を上らないように閉めたそうです。
向こうの中腹のトンネル出口の列車 8:01発 半周トンネルを登って、向こうの山の中腹のトンネルから出てきた列車です。だと思っていたのですが、オメガトンネルを出てすぐの短いトンネルを出たところのようです。このトンネルポータル上の信号機は場内の中継信号機のようです。このトンネルから列車が出てくるまで駅発車から8分掛かりました。
さらに先の鉄橋上の列車 登り勾配は続いて、さらにその先は鉄橋です。煤煙でDE10はずっとノッチ入りのままだと分かります。鉄橋の右側に遠方信号機の裏側が見えているようです。

陸中大橋駅俯瞰 その鉄橋から駅を見下ろすとこんな感じです。翌朝の列車内から撮りました。右下が最初の写真の列車が駅に近づいてくるところ辺りです。トンネルで一気にこの高低差を上ってきます。

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