1984西倉吉

1984.1.14(土)、「懐かしい駅の風景」というすばらしいページに啓発されて、似た感じに無断で書いてみました第四弾です。倉吉線、混合列車に乗ったり撮ったりしたいとずっと思っていたのですが、いよいよ貨物が廃止になりそうだというので、雪の季節でしたが決行。寝台特急「出雲」を降りるとそこは倉吉駅。西倉吉で客車から気動車に乗換えるダイヤというものも興味がありました。その後、貨物が無くなっても何度か行くことになるのでした。
ホームに停車中のDC 倉吉方向です、ホームから発車するディーゼルカーを見送ります。出発信号機2基、先方に場内信号機。隠れて見難(にく)いですが、列車の向かって左に転轍機標識、屋根左上にもうひとつの背が低い方の場内信号機のポールの先っちょの黒いトンガリが見えています。
駅に向かって 同じ方向を、少し離れて駅全体を見てみます。手前の場内信号機、出発信号機、駅の先の信号機も全部見えます、一枚目の出発信号機2基は屋根で隠れてしまって柱だけですが。左右それぞれに入換え用のスイッチャー。その奥に両方とも黒いワムとワラ、向かって左には原木が積んであります。良い感じですね。Y分岐の進入方向は定位で本屋側ですね。フィルムがカビてしまって残念です。(カーブ外側の線路外から望遠で撮影したものです。)
構内配線図 配線図です。北陸・山陰510駅(1983年)を参考にしました。接続列車への乗換えはホームが違うので、例えば西倉吉止まりの混合列車が到着、待っている隣のホームのディーゼルカーに乗換えです。このディーゼルカーが終点の山守まで往復する間に、本線閉塞して貨物の入換えをするのだろうと思います。
ホームテコ扱い所 ホームの信号扱い所です、撮影は半年後の6月で、車内からです。手前から3本目を戻して定位にしたところです。もう貨物列車は運転されていないのですが、先の側線には移動機が見えます。壁には逸走貨車を止める為の制動靴(カーキャッチャー)がありますね。
打吹駅ホームより 打吹駅ホームより、おまけでとなりの駅です。同じく半年後の6月です。倉吉方面を見ています。西倉吉と同じような配線で、同じように打吹で混合列車と気動車を乗換えるスジがありました。打吹での貨物入換え用の列車ですね。撮影した6月の時点で、もう貨物は運転されていませんでしたが、客車だけで混合列車と同じダイヤで運転されていたと思います。このDE10と客車2両は、早朝の山陰本線の列車に併結されてきます。本務機のDD51の次にDE10と2両、倉吉で切り離されて、本務機は編成の頭に戻ります。倉吉線には転車台は無く、蒸機牽引の頃は倉吉発が逆向で混合列車を牽いていたそうです。駅の線形を見るとその向きの方が入換えがやり易いのかなと思います。
この1984年の訪問では、朝一本の関金まで入る客車列車を、田んぼでばかり撮っていたのですが、関金駅を発車した辺りで大山バックに築堤を行くC11牽引列車という写真をアップしている方がいました、このロケーションでも撮ってみたかったです。廃線は翌1985年でした。オレンジ色の移動機は倉吉線鉄道記念館の室内できれいに保存されているようです。
構内配線図 時刻表です。1月の雪のある写真のころので、貨物(混合列車)のあった頃です。

| TOPページ | TOP |