1983城端線、富山港線、氷見線、福知山線(その1)

合造車オハユニ61、オハニ36、旧型国電73系を、撮っておきたくなり富山と福知山に。北陸ワイド周遊券を使うことにして帰りに福知山に別途はみ出し。まず寝台特急「北陸」で富山に、高岡で泊まり、湖西線で京都、山陰本線で夜に福知山で泊まり、福知山線で大阪、米原から新幹線。その1は富山、高岡。(1983.11.11〜13)(写真をクリックすると大きくなります。)

客車の室内
客車の室内
高岡駅へ 寝台特急「北陸」12 号車 8 上段、スハネフだったが静かでよく寝られた、寝台も広かった、さすが特急だ。富山 5:54 着、降りた人は少なくホームで駅の人に声かけられる「でゃーがくせいきゃぁ?」、はて、少し考えて「大学生か?」だ。会社員だけど、まあそんなもんですね。天気は雨で、まだ真っ暗。駅そば屋、富山港線のホームなどざっと下見してから 6:06 発の各駅停車で高岡へ。牽引機は EF711001 、古めの客車の室内は、ニス塗りと真鍮製の金具で芸術的。途中、呉羽駅の側線にパン下げた EF70 が 2 両。
客車の室内
客車の室内
高岡駅ホーム
高岡駅ホーム
高岡駅ホーム 写真の時計は 6:45。交流電化の本線の客車は電気暖房の2000番台。側線に貨物列車が停まっているのが当たり前だったころ。編成中には無蓋車も見えますね。
本線の列車
本線の列車
城端線のオハユニ 61 130
城端線のオハユニ 61 130
城端線のオハユニ 61 さっそく撮りまくる(笑)。城端線のホームの停車位置だとちょうど郵便室のあたりが跨線橋の下で暗い。
城端線のオハユニ 61 130
城端線のオハユニ 61 130
東富山行き先頭方
東富山行き先頭方
本線の東富山行き 城端線と氷見線を往復しているオハユニ入りの編成が東富山に戻る一日一本の列車。本線だが蒸気暖房客車なので DE10 のまま牽引のようだ。客車からスチームの湯気が少し見えている。先頭の DE10 の奥に、DD13 らしき機関車が写っていた。この編成にはオハユニ 61 12 が入っていて、城端線の編成のオハユニ 61 130 とは郵便室の窓配置などが異なるのが、良く判る。
オハユニ 61 12
オハユニ 61 12
オハユニ室内デッキ方
オハユニ室内デッキ方
城端へ 客車のデッキは通学の学生さんで混雑、外は雨、温度差で窓ガラスは曇っていて、車窓ロケハンというわけにもいかなかった。立ったまま客車の音と揺れを感じながら終点城端。ガラガラになった車内。オハユニ 61 の室内灯は白熱電灯だったんですね。背ずりは板。
オハユニ室内郵便室方
オハユニ室内郵便室方
城端駅ホーム駅名標
城端駅ホーム駅名標
城端駅ホーム 駅名標で撮影。雨は止んだところか。窓ガラスの曇り具合が分かる。デッキに貼ってあった注意書きが懐かしい。
デッキに貼ってある注意書き
デッキに貼ってある注意書き
城端駅の転車台
城端駅の転車台
城端駅の転車台 は、ホームのすぐ横にありました。操作室が無く、電線も接ながっていないような感じで、小型なものでしょうか。進入禁止になっているアッシュピット線らしいのがあり、蒸気機関車時代を想像させます。
城端駅の転車台
城端駅の転車台
一番前の客車の前方
一番前の客車の前方
城端線で戻って高岡駅 一番前の客車の前に機関車のナンバープレートが見えるのも旧型客車+ DE ならでは。晴れてきたかと思うと天気雨になったり不安定なお天気。戻った高岡駅で、オハユニやキハ 47、キハ 35など撮る。救援車も撮った、客車 → オハ 71 79 → マニ 76 10 → スエ 71 68 という資料があったので見てみると、マニ 76 には車体端部に出入台がある、このスエには無いので気になり検索してみると、スエ71 68 (初代) 1975年 高岡で撮影というのがあり、車端部出入台があるので改造歴はこの初代のものらしい。窓位置なども異なるので、写真のは二代目のようだ。デッキの有無、窓位置、などから スエ71 39 常陸大子(1972) が似ている。汐留 スエ 71 102、品川 スエ 71 103 もかなり似ている。写真のスエ 71 68 も、これらと同じ改造歴でスハ32系から改造のマニ74 50番台からのスエ71と推測します。なお検索したら別物スエ 71 68 も見つかりました。早岐機関区(1968) スエ 71 68 で、これも非常に良く似ています。電車からの改造で半流妻ですが、窓高さなど客車改造と同じように見えますし、ベンチレータの位置も同じです。写真とのはっきりした違いは車端上部の号車札受の位置が少し内側です、救援車への改造時に号車札受を変えるとは考えづらいですので別物だろうと思います。ちょっとした スエ 71 68 の怪でした。
高岡のスエ 71 68
高岡のスエ 71 68
高岡駅の転車台
高岡駅の転車台
高岡駅の転車台 こちらは電動で動かす標準的なタイプのようです。
高岡駅の転車台
高岡駅の転車台
キハユニ 26 30
キハユニ 26 30
キハユニ 26 も、いました。後日、キハユニを撮りに山田線や日南線行きを計画するようになるので、ここでもう少し良く撮っておいてもよかったと思う。
キハユニ 26 30
キハユニ 26 30
富山駅富山港線ホーム
富山駅富山港線ホーム
富山へ 夕方まで城端線氷見線の客車列車の設定が無いので、富山港線の 73 系に行く。客車で移動する予定だったが乗り遅れ、特急で富山へ。ワイド周遊券なので周遊区間内の特急は乗り放題。富山は雨が上がろうとしているところの感じですね。クハ 79 920番台を首都圏で初めて見た時は、とてもきれいで片開きドアの 101 系かと思ったくらいです。城川原駅へ、ここで乗ってきた 2 両の後ろに 2 両増結して発車していきました。
城川原
城川原
城川原駅入換線のクハ 79934
城川原駅入換線のクハ 79934
城川原駅 ひと通り車両を撮っているうちに、時々日が差すくらいの天気になってきた。入換線にクハ 79934 が一両だけでいたので、連結面側も撮れました。駅舎の駅名標と前のモミジが印象的。
城川原
城川原
富山駅ホーム駅名標
富山駅ホーム駅名標
再び高岡駅 夕方のオハユニを撮りに富山から高岡に戻ります。移動は大阪行き特急「白鳥」、これは贅沢。城端線ホームの列車、牽引機から湯気がもくもく。DE101032 区名標は「高」ですね、「富」じゃないんですね。
城端線ホームの列車
城端線ホームの列車
氷見駅機回しが終わった列車
氷見駅機回しが終わった列車
氷見駅 氷見線の列車で氷見駅に到着。乗ってきた列車で帰る予定なので、折返し時間に撮影。機回しが終わってしまった。手前に斜めに延びている線路は転車台線なのですが、転車台の写真が無いので、すでに無かったようだ。ちょう目の前の枕木の感じが違う線路両側がコンクリート敷のところの右が転車台の場所だと思います。最後尾スハフ 42 2048 を真横から撮った写真の、列車停止標識のこちら側には貨物ホームの端があったはずだが空き地になっている。貨物ホームも無くなっていたようだ。
最後尾を真横から
最後尾を真横から
氷見駅終端側から
氷見駅終端側から
氷見駅 終端側からです。左のクリーム色のビルのところが貨物ホームがあったところだと思います。
氷見駅テコ扱い所
氷見駅テコ扱い所
氷見駅 テコ扱い所、左から本線場内、下一場内、上一場内、下一出発、本線出発、上一出発。ホームから列車先頭方向、ホームが低いですね。
ホームから列車先頭方向
ホームから列車先頭方向
夕方の雨晴海岸
夕方の雨晴海岸
氷見線 帰路です。海岸の景色が良いです。曇りの夕方ですが、雨晴あたりで車内から写真を撮りました。能町駅ホームのタブレット授受です。貨物列車をもう少し撮れれば良かったなと思います、城端線も、富山港線も含めて。この日はその後、北陸本線の特急、食堂車で焼き肉定食を食べたりしながら京都へ、そして山陰本線の急行で福知山へ移動するのでした。その2に続きます。
能町駅ホームから高岡方
能町駅ホームから高岡方

| TOPページ | TOP |