1973 夜行で中央西線の最後の蒸気機関車

中央西線の電化工事が進み、今月中には蒸気機関車が引退するとのことで、録音しようとデンスケ(ゼンマイ式のモノラルの)を担いで友人と行くことに。塩尻で接続の中央西線の下りは、祝日か週末でもあり超満員で、数十分遅れで到着、客車なのでデッキからの乗車でなかなか乗り終わらない。降りる時も車内からデッキまで移動するのは大変で、えいやーと全開の窓からホームに降りる。戦後の買出し列車とかで超満員で窓に腰掛けている写真を思い出す。客車列車は既にディーゼル機関車の牽引だ。(1973.5.4〜5.6、晴)(写真をクリックすると大きくなります。)

駅手作りダイヤ
駅手作りダイヤ
下車した藪原駅 事務室で挨拶し、ガリ版刷りの SL ダイヤをいただく。休日ということで運休がありその場で波線で消してくれる。Discover Japan のチラシの裏紙だ。山の中腹から俯瞰してと思い登る、おそらく宮ノ越方だと思う。木の枝が繁っていたり、そもそも一眼レフでなく標準レンズなので良いロケーションが無く、写ったのは殆ど煙だったり、トンネル入口のカメラマンだったり。良く見ていると貨車が見えてきて、ワムの後ろにタキがというのが分かる。
煙の下に機関車がいるはず
煙の下に機関車がいるはず
線路近くで D51
線路近くで D51
次は線路横から 普通に撮ることに。カメラの人が多くなさそうなところを探す。電化の準備は整っていて、架線もほぼ完成している。鯉のぼりがあってアクセントになった。写真を見てから気がついた、変形デフ機だった。写真奥側(公式側)のデフの前下が切り欠き。有名なのは 688 号機のようですが、写真からは機番は読み取れませんでした。
機関車通過
機関車通過
ワムが続く
ワムが続く
その後ろにはタキ
その後ろにはタキ
貨車が続く タンク車はフレームレス異径タンクの 9900 型のようです。蒸気機関車牽引なので、ホキのようにクリーム色の貨車は煤でかなり黒っぽくなっている。ホキの前の有蓋車もドアに斜め影があって面白そうだけど、よくわからないですね。
ホキそしてワフ最後尾
ホキそしてワフ最後尾
機関車通過
機関車通過
機関車が来ました 良さそうな場所を探していたら時間切れ。録音はできそうなのでここで良いとして、見通しの無いところを通過しました。これで夕方まで蒸気機関車は来ないので、この日は山歩きを楽しみ、夜行で東京へ戻りました。

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