1972 夜行で中央西線の蒸気機関車

首都圏から比較的近いところを走っている国鉄の蒸気機関車が、だんだん減ってきているので友人と行ってみることに。現地ではあいにくの小雨となったが、中央西線の列車に乗り換えて、非電化区間へ。贄川駅で沿線で撮影の挨拶をすると、ガリ版刷りの SL 時刻表をもらえた。傘を差して蒸気機関車の列車などを撮影する。勾配トンネル区間なので重装備のD51だ。その後雨が本降りになってきたので木曽福島の機関区に向う。支線用のC12が居るかもしれない、小型機が好きなのだが、扇形庫は良い感じだったが、C12には会えなかった。後はあまり覚えていないが、その日の夜行で新宿に戻った。こんな記憶があるが、この時のかもしれない。甲府でここから乗車の客のために、公安がシートを占領して寝ている客に席を空けるように声をかけていた、座った数人のお客さんは数駅で降りてしまう。いつものことなんだろう。旧塩尻駅、日常で働く蒸気機関車を見られ、良い思い出だ。(1972.03.29〜3.31、晴のち雨)(写真をクリックすると大きくなります。)

行きの夜行車内
行きの夜行車内
塩尻駅へ 中央線の夜行、写真を見るとクハ 165 76 と読めるので急行アルプスだったようだ。網棚がまだ本当に網のようだ。夜明け前の塩尻駅に到着すると、すでに石炭の煙の匂い。これははっきり覚えている。まだ暗い構内だが、何台もの蒸気機関車が動いている。新駅になる前の塩尻駅で、新宿からの中央東線から直進すると中央西線名古屋方面へ進む配線だった。
うす暗い中、重連の機関車がバックで通過
うす暗い中、重連の機関車がバックで通過
追って
追って
停車中の修学旅行用電車
停車中の修学旅行用電車
贄川駅へ 修学旅行用の電車がいたので撮ってみた。側線には荷物車。たぶん塩尻駅だと思う。贄川駅へ、駅長室で沿線で撮影する旨あいさつすると、ガリ版刷りの時刻表をもらえた。
駅手作りの SL 時刻表
駅手作りの SL 時刻表
贄川駅近くで D51
贄川駅近くで D51
贄川駅から徒歩で移動 木曽平沢方面だと思います。D51 重連の貨物列車。近づいてきて通り過ぎる機関車を撮る。フィルムを見ると、本務機は D51 265 中津川機関区、もう小雨が降ってきているようだ。暗いので絞りが開放で固定焦点のカメラではピントがくっきりしていないが、巻き上げがゼンマイドライブなので連写は簡単。
近づいて来る列車
近づいて来る列車
目の前
目の前
肩に手拭いの機関士さん
肩に手拭いの機関士さん
築堤を来る D51 重連
築堤を来る D51 重連
築堤で D51 重連です。先頭は D51 849 ですね。電化工事が進んでいて電柱に母線が張られています。
目の前を通過
目の前を通過
特急しなの
特急しなの
特急しなの は、181 系でした。長野行きの後部なので、写真の左側が長野、右が名古屋。各駅停車の客車は DD51 の牽引、写真 1 両目は荷物車、2 両目は郵便車、3 両目は荷物車。
DD51 牽引の客レ
DD51 牽引の客レ
TR11 を履いている客車
TR11 を履いている客車
客車 何枚か撮ってあったので眺めていたら台車が TR11 のようなのがあった。車体側面の番号はオハフ 61 3000番台のように見えるので、この頃はここでも オハ61 が活躍していたのかと思った。ところが左の車両も TR11 のように見えるが、ベンチレーターがかなり端に付いていてオハ 61 ではないみたいだ、はて。ドアが閉まっていて、ドア横にサボみたいの見えるし、荷物車かな。このオハフ 61 の右は最後尾のオハフ 33 なので、そうすると編成は客車が 2 両で、荷郵荷客客の 5 両編成ということか。次は反対方向から D51 重連の回送、同じ位置で左に向いて撮影、信号ケーブルがあってちょっと気になるけど、雨の中なかなかいい場所がなかったのでしょうね。
反対側から重連回送
反対側から重連回送
近づいてくる D51 重連牽引列車
近づいてくる D51 重連牽引列車
築堤 直線で斜め前から。ここではもう架線柱ができていますね。勾配は緩いようで煙はあんまり出ていませんね。雨はかなり降っているみたいです。
横を通過
横を通過
トンネルから出てきた D51
トンネルから出てきた D51
トンネルから出てきた D51。300R 力走という感じです。天候は雨でしたが、これが撮れて良い記念になりました。
力走する D51
力走する D51
雨の木曽福島機関区
雨の木曽福島機関区
木曽福島機関区 雨が降っているので、その後は木曽福島駅まで行ってみることにしました。C12 を見たかったのですが残念ながら見かけませんでした。特徴的な扇形庫だったそうなのですが、この時には知りませんでしたし、気がつきませんでした。そんなわけで写真はこの一カットだけです。

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