晴海2006

2006.9.16(土)に晴海に行ってみました。 (奥さんの友達が集まるというので、私はちょうど良い機会で外出…笑)
かつて晴海への線路が接がっていた越中島貨物線の小名木川貨物駅が健在だったころの、昔撮った写真もあるので、それも含めて載せてみましょう。非電化単線と貨物駅で興味があったのですが、近いのでいつでも行けると思うとなかなか行かないもので、残念ながら同じ時期に数回だけの探訪でしたが。
路線の図 先ず路線のおさらいから、亀戸駅から南下し小名木川貨物駅を通り西に曲がって越中島貨物駅までは旧国鉄、越中島貨物駅の西の端から西に伸びる路線が東京都臨港線豊洲線です。当時はまだレールが雑草の中に残っていました。ここも含めて今は殆どレールは残っていないのですが、豊洲運河をトラス橋で渡り豊洲埠頭に向かいます。その途中で北側に晴海線が分岐します。どちらも単線です。晴海運河を晴海橋で渡り晴海、東進した先は、かなり側線の多い貨物ヤードでした。ヤード入口南側には機関庫、詰め所があったそうです。本線は南側を倉庫の並ぶ中を通り晴海埠頭へ続き、晴海旅客ターミナルの手前まで続いていました。この辺りは側線が何本か並行していました。晴海線は平成元年2月10日に廃止。

aaa 1997.11.3 豊洲運河の橋です。現在は橋脚のみ残っています、低い橋だなと感じたので航行の妨げになっていたのかもしれません。アーチ橋を桁橋で補強した様なタイプで、ランガー桁と呼ばれるのだそうです。
aaa 1997.11.9 面白そうなので再訪。 越中島貨物駅西からスタートする豊洲線のレールです。簡単な機関庫上屋のコンクリートの車止めの先の方から越中島駅に向かって、この写真を撮ろうと草むらの中を歩くとズボンにドロボウ草がびっしり着いていました。
越中島貨物駅の先のタンク荷役場 すでに越中島貨物駅は殆ど使用されていない様子で、レールセンターだけなのかな と思ったのですが、当時まだ建設中だった陸橋から見下ろしてみると、西の端の 東京都港湾局との地境の車止めの先の北の部分に、タンク車の積み降ろし側線が 残っていました。その先には円筒状のタンクと、球状のタンクがあり、レールも 錆びていないのでまだ休止されて間もない様子でした。側線入口にゲートがあったのでそこは工場の敷地内の ようでした。残念ながら翌週には取壊されてしまっていたのですが、レイアウトに ちょうど良さそうな規模でした。レールの近くはコンクリート舗装になっていて、 車が近くに寄り過ぎないように(衝突しないように)高めの縁石のような車止めが 線路と並行に設置されていました。
小名木川駅構内入換 小名木川貨物駅との間には昔は汽車会社への引込み線があったはずなのですが痕跡は 見つけられず。小名木川貨物駅には化学タンク、コンテナなどが止まっていました。 翌週訪ねてみると入替え作業を見られました。まさか簡単に廃止になるとは夢にも思いませんでした。いつもの事ですが、もっと通っておけば良かったと思います。

晴海橋 2006.9.16(土) さて本題の晴海探訪です。 開発が進み殆ど線路跡は無いだろうなとは思いましたが、 久し振りに行ってみました。
晴海橋は線路も残っていました、 塗装が古くなって赤錆でしたがローゼ桁橋は健在。前回探訪のころとそれ程変わっていないように思いましたが、写真で確認してみるとその時はまだ錆びていない部分も残っていました。樹木は大きくなり雑草も増えましたが。
晴海貨物ヤード入口ポイント跡 晴海側は、旧機関庫のあたりの分岐部分がポイントも 残っています。 セメント工場の入口のゲートの部分で道路なので撤去できずに そのまま残っているようです。 ゲート部分以外は撤去され掘り返しているので時間の問題かも。(写真は北東から南西に向って撮りました)
晴海貨物ヤード先レール後に生える雑草 晴海ふ頭へ続く引込み線は、工事関係者以外立ち入り禁止ですが、やはり道路と交差する部分で、レールの巾に雑草が茂っているところをちょっと確認できました。
新しくできた橋の上から東北東に向いて撮ってみました。線路は左手前から右奥に3線分走っていて、左2線はガードパイプが通せんぼうしている感じの位置、右1線は手前の電柱が邪魔している位置です。
晴海ふ頭舗装下のレール、向こうは海 さらに晴海ふ頭を行くと、港湾関係者以外立ち入り禁止で不明、 さらに先っちょの旅客ターミナルの方に行くと、埠頭の舗装が 減ってレールっぽく見えるところ(岸壁に並行に手前左右方向)あり。
ということで直接確認できたのは2ヶ所、間接的に確認できたのが2ヶ所 という結果でした。 住所案内図 古い住所案内の看板にヤードの配線が書いているのがあったのこれは見つけ物でした。

おまけで、何回も来たことのある 国際見本市会場跡。完全に整地され、2号館のあった南側は駐車場になっていて、 東京オリンピックスタジアム予定地の看板が立ってます。 跡地の北側半分に作られた清掃工場は、地域サービス?で、庭の散策や ビルの途中の空中庭園?を散歩したりできます。国際見本市会場がありましたの記念碑があります。 トイレと水道は無いと書いてあります(笑)。
月島警察署西仲通交番 帰りに月島に行ったら、もんじゃの商店街みたいのがあり 観光地になっていました。 そこにはレトロな交番もありました。銀座の資生堂パーラーのところに あるのと同じような首都高の料金所みたいな細長いのですが、 壁の塗装が良い味を出していました。後日、ちょうどタイミング良く、読売新聞6/19日の夕刊の東京の散歩道『町並み守る長屋文化―月島界隈』で、1926年(大正15年)に改築された警視庁最古の現役交番と書かれていた。
押上から月島に都電に乗ったことが何回もあるはずなのですが、 記憶に結びつくものはありませんでした。現在は亀戸行きのバスが都電と ほぼ同じところを通っているようでしたが、今回は 乗りませんでした。当時はまだ都営地下鉄浅草線(当時は都営一号線だった) と京成が相互乗り入れを始めたばかりだったようで、京成からの 乗換えは地下ホームから階段で地上に上り旧押上の地上ホームを歩き駅舎から 外に出た記憶があります。

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