◆ 第9回ステップアップ検討委員会
(H20.1.22記載)

議会改革の検討会ですが、月2回のペースで開催され第9回目となりました。

今回の議題は
1.議員の兼職禁止規定に伴う公益的団体への役員就任について
前回の検討会で議長の社会福祉協議会会長への就任はしない事が決定していますが、他に同様の役職がないか調査する事になり、今回調査結果に基づいて議論が行なわれました。
議会から議員を送っている公益的団体と役職は
@ 社会福祉協議会 理事
A 教育文化振興財団 評議員
B 農業開発センター 評議員
C 中信農業共済組合 理事
どの団体も松本市からの受託事業の割合が少ないなど議員兼職規定には抵触していませんが、理事者となる事は自粛したほうが良いとの意見が多かったようです。議論で意見が分かれたのは理事など出向部側に就任する事と評議員など審査側に就任する事とは別ではないかとの考え方です。このことは会派に持ち帰って再検討する事になりました。

2.本会議での1問1答と対面質問方式の是非
本会議での議員の発言は主に理事者に向けたものか、市民に向かっての発言かなどの議論が行なわれましたが、1問1答や対面方式はあまり議会の活性化に資するとも思えませんし、実施するとすれば議場の改修で費用も必要になる事から当面現状とする事になりました。

3.議会基本条例について
制定する方向で進める事は前回決定していますので先進事例などを調査しながら研究する事になり、2月13日に飯田市議会で制定した「自治基本条例」調査のため視察に行く事になりました。

4.議員定数について
現在松本市の条例上の定数は34ですが、合併定数特例で合併地区5をプラスして39となっています。次回の選挙では合併定数特例が切れますので34に戻すのかなどについての議論が行なわれました。市民の声は減員であったり増員であったり、議員によって捉えかたが違いますが次回選挙まで3年ありますので慎重に議論を進めていく事になりました。
合併時に、松本市と合併4村で構成していた合併協議会の議員特例検討専門委員会から協議会長であった松本市長宛に「定数特例制度終了後の一般選挙における松本市議会議員定数を法定上限数に近づけることを要望する」との報告がなされている事が事務局から報告がありました。
因みに松本市の法廷上限数は38です。
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◆ 新型インフルエンザの恐怖
(H20.1.14記載)

NHKスペシャルで2夜連続で取り上げた新型インフルエンザの恐怖です。
12日はドラマ形式で、日本での感染爆発による社会システムの停滞、モラルの低下、医療現場の崩壊を描いています。13日は新型インフルエンザ発生の可能性が最も高いといわれるインドネシアの取材を中心に危機がどこまで迫っているのかや遅れている日本の対応などを取り上げています。

NHKによれば
新型インフルエンザの世界流行が秒読み段階に入った。「爆弾の導火線に火がついた状態。『もしも』ではなく、時間の問題だ。」と専門家たちは警告を発している。
厚生労働省は日本の死者数を64万人と試算しているが、日本だけでも200万人、世界中で1億人を超えると指摘する専門家もいる。
また、どこかの国で新型インフルエンザウイルスが出現すれば1週間で全世界に拡大、未曽有の悲劇が人類を襲うことになる。ひとたび日本国内に入れば、だれも免疫を持たないため、瞬く間に感染が広がり、医療機関、交通機関、食料供給など社会は大混乱に陥る危険性がある。

よく比較される、1918年から19年に猛威を振るった「スペイン風邪」は全世界での感染者6億人、死者4,000〜5,000万人と言われています。当時の世界の人口が8億から12億程度でしたから半数が感染したことになります。我が国では当時の人口が5,500万人程度のうち39万人が死亡しています。これは第2次世界大戦での全世界での犠牲者(戦死者1,500万人、一般市民の死者3,800万人)全部と変わらないほどの被害を受けています。
スペイン風邪も今回と同様に「トリインフルエンザ」ウイルスが原因と言われています。また原因は分かっていませんが、一般的な流行では抵抗力の弱い小児と老人の死者が多くなりますが、スペイン風邪では青年層が多かったとの事です。

新型インフルエンザの発生は時間の問題でやむをえませんが、発生後の対応がいかに適切に素早くできるかが被害の大小を決める事になります。NHKドラマにもありましたが、我が国の制度上の意思決定制度はあまり諸外国と比べても迅速とはいえません。国家的な意思決定は合議主義が基本で個人の責任による意志決定は不得意な文化があります。こうした問題への対処には意思決定のスピードこそが重要になりますのでそうした事に対応できる体制を平常時から構築し、ルール化しておく必要があります。
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◆ 2008年 明けましておめでとうございます
(H20.1.4記載)

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

昨年の世相を表す文字は「偽」だそうですが、確かに年金問題や役人トップと業界の癒着、食品偽装と偽と言われても仕方がないような事件が数多くおきました。こうした問題だけ聞いていると日本人の良心はどこへ行ってしまったのかと心配になりますが、こうした事は一部でほとんどの日本人は世界でも有数と評価の高い道徳観や勤勉さを保持していると思っていますし、そう思いたいものです。

日本人の道徳観は儒教の影響が大きいと思っています。儒教は奈良・平安時代には既に入っていましたが、中々定着しなかったようです。しかし江戸時代に入って平和が続くようになると、暴力によらない文民支配のために奨励され武士階級で定着して来ました。一般に定着したのは武士の文化として既にあったところに明治政府により「忠孝」思想が教育勅語などに盛り込まれて近代天皇制のもとで進められてきたためです。
儒教では仁義礼智信の教えの中でも特に仁と礼を重要視していますが、礼の上下関係は元々は孝の考えが主であったものが支配層の都合よい解釈で忠の考え方が強調されたため、前近代的な思想としてとらえられています。ただ武力によらず徳を持って政治を行おうとする仁の考えや親子関係にもとづいた孝の考え方は今でも我々には理解しやすい考えだと思っています。

我が国では一般的には一神教的な絶対善の価値観は持っていませんのでこうした思想による道徳観も必要ではないかと思っています。現在は余りにも物質的な価値観が優先され、徳などは死語になってしまったような気もします。

米国では大統領選挙もありますし、あまり遠くない時期には衆議院選挙もあると思います。身近なところでは松本市の市長選挙もあります。損だけでなく徳のある政治ができるような政治家を望んでいますし、一応政治家の末席にいる身としては心がけて行かなければならないと思っています。
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◆ 議会事務局仕事納め式
(H19.12.30記載)

このような式があることも知りませんでしたが、28日の仕事納めに当たって、市長部局とは別に議会事務局での仕事納め式が正副議長のもとで行われました。言われてみると、確かに市長部局と一緒という訳にもいきませんので、正副議長、議会事務局職員11名、議長車運転手で総勢14人とこじんまりですが独自の式もありです。

今年を振り返ってみると、今年は市制施行100周年事業があり、昨年度の長野県市議会議長会の会長市に続いて仕事の多かった年になりました。
我々の就任は5月からでしたが、始めの挨拶回りから始まって、急に仕事が多くなって慣れない事もあり、事務局の作った日程を消化するだけでしたが、しばらくしてようやく仕事にも慣れて来ると、選挙のときに公約した議会改革が気になりました。納得の成果をあげるには我々の任期2年は長いようで短く、議会の仕事は全てに合議が必要ですし、議員は常勤ではなく日程調整だけでも時間がかかります。市長が指揮命令によって仕事を進めるような訳にはいきません。

議会改革については5月の後半から議会事務局に先進事例などを調査してもらい、松本市議会での改革の進め方などを検討して、ようやく7月になって議運に改革を進めることを提案しました。3回ほど事前準備の会議を持って、正式には9月3日に「第一回松本市議会ステップアップ検討委員会」としてスタートが切れました。改革はエンドレスですが、メリハリを付ける為にも一応1年と期間限定にしましたし、項目もまず10項目と絞り込みました。最近はようやく議論も軌道に乗り始めて成果も出始めており、これからが楽しみになってきました。

議会事務局との関わりが深くなって、事務局のあり方なども気になっています。議長が職務を行なうには議会事務局はなくてはなりませんが、議員活動と事務局の関係は微妙です。調査係もあり、議員が必要な情報は集める事ができそうな制度ですが、実際に現在の39人の議員全てから依頼があればとても対応し切れません。議員は夫々主義主張や考え方も違いますから、個々の議員が必要とする情報は各議員が政務調査費を使って収集する事が本来でしょう。そうなると議員の情報は個人的な力量にもよりますが、組長との情報格差は明らかです。個人の議員活動はそれとして必要ですが、議会全体のレベルアップのためにも議会としても市民との対話や情報の収集の仕組みが何とか構築できないか、今回の議会改革でも研究しようとも思っています。

今年も残り少なくなりました。心を痛めること、楽しかった事、多くの出来事がありましたが、いまを精一杯「誠心誠意」をもっとうに頑張って参りたいと思っています。来年も宜しくお願い致します。
良いお年をお迎えください。
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◆ 有害鳥獣学習会
(H19.12.20記載)

地元地区で有害鳥獣の学習会を開催するので集って欲しいとの連絡があり、猟友会員として参加しました。参加したのは農協、町会、農業委員、猟友会などの関係者です。主催は良く分かりませんでしたが、地方事務所の林務課と松本市の農政部辺りのようで講師は農業改良普及センター、地方事務所の林務課、農政課、松本市の農政課、耕地林務課です。

主にはニホンシカの生態や防御対策の実例などが紹介されました。あまり新しい情報とも言えず一般的な知識の説明で、何のためにこうした学習会が開催されたのか多少疑問に思うところも有りますが、思った以上に地域関係者が大勢集って、共通の認識を持てただけでも効果があったかもしれません。

私も猟友会に関わっている事もあり、この問題は何年か前から取り組んでいて、松本市でも有害鳥獣駆除対策協議会を設置するなど一応の対応はしていましたが、中々本気のようには見えず、歯がゆい思いをしていました。今まで長野県では出先にまかせっきりで、ほとんど本庁の動きは感じられませんでしたが、知事の号令もあって、ようやく有害鳥獣の対策に本腰を入れ始めたことが感じられるようになってきました。

全国的にも鹿が急激に増えているのは温暖化が原因ではないかとも言われていますが、雪の多い大町、小谷辺りまで生息域を広げていることを思うとそれだけではないような気がしています。本当のところは良く分かっていないのが実情です。

松本市の説明では統計的に農業被害が減少しているとの事ですが、農業関係者からはあまり被害が大きいので耕作をあきらめて、荒廃農地になって届け出る被害が少なくなっているとの事です。中々統計を見ているだけでは伝わってこない話です。対策には電気柵やネットが有効のようですが、設置した畑には有効でも、鹿もいずれどこかでえさは食べなければならず、いたちごっこのような気もします。設置や維持管理には膨大な労力も必要ですし。

生息の絶対数を減らすような努力が必要ですが、猟友会だけでは荷が重い仕事で、農業、林業の関係者との連携が必要です。ただ一部地域では生息数が減っているとの声もあります。減らすだけでなく保護の考えも必要ですので、もっと実情を把握できるような方法が確立されればと思っています。県にはそうした事への対応も要望していきたいと考えています。
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◆ 第7回ステップアップ検討会
(H19.12.14記載)

月2回のペースで開催している松本市議会改革のための「ステップアップ検討委員会」もようやく第7回目が開催され、だいぶ決着した項目も出てきました。とりあえず優先的に検討する項目を10項目選んで検討を始めましたがほぼ半分ほどが決着しています。まあ、容易と思われる項目から取り組みましたからこれから検討する項目の方が時間はかかるとは思っています。

決着した項目
(1) 移動委員会:地域や施設などに密着した案件はその地域や施設に出かけていって委員会や協議会を開催することができるとし実施要領を作りました。ただ実施要領については一歩前進でしたが従来でも実施は可能でしたし、実施もされていましたから効果の程は運用次第で、委員長の判断が重要になってきます。

(2) 議会便りのあり方:従来の議会便りは主に議員の一般質問を取り上げ、議員は自分の発言のどの項目を取り上げるかに関る程度でしたが、もっと関わりを多くしながら充実した議会便りにしようと各会派から編集委員を出して検討していくことになりました。

(3)議会運営委員会の公開と委員協議会議事録の公開:どちらもほとんど異論がなく公開が決定されました。記憶では私が議員になりたての9年程前にもこのような議論があって、本音の話ができ難くなるような発言て見送られた経緯がありましたから、当時とは議員の考え方もだいぶ変わってきたのではないかと思います。

(4) 文書送付の効率化等:あまり新しい内容はありませんでしたが新たに議員への連絡にeメールが取り入れられました。今の時代ですから当然ではありますが。

(5) 議長の社会福祉協議会会長の是非:歴史のあることでもありもう少し議論が有ると思っていましたが、比較的すんなりと会長に就かない事で決着しました。議員の兼職禁止規定もあり止むを得ないかもしれませんが、私としては多少心配が残りました。他市の社協を視察したときに会長の就任期間が異常に長い場合があり、有力者が就任したりすると歯止めがなくなり固定化してしまう心配があります。天下り先になる事も問題があるような気もします。今後社協内部で検討されるとは思いますが。

(6) 常任委員会の開催日:従来の同時開催から1日2委員会とする事で決着しました。現在4常任委員会ありますから二日に分けて開催する事になります。1日1委員会が理想ですが会期のこともあり、理事者との関係で問題もありそうなので当面の妥協策で様子を見ることになりました。

(7)予算委員会:従来どおり各常任委員会へ分割して審査を行ない、予算委員会は設置しないことになりました。この事はそれで良いと考えていますが、私としては決算が決算特別委員会で審議され、担当委員会に回ってこないのは不思議な気がしています。決算も担当委員会で審議されることが本筋ではないかと思っていますが、この事は今回の議論のテーブルには上がっていません。
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◆ 中部縦貫自動車道建設促進
(H19.12.5記載)

田中前知事の時代にすっかり停滞してしまった長野県の道路行政でしたが、村井知事に代わってようやく動き始めました。その中でこの地域での要望が強かった中部縦貫自動車道路は菅谷市政も最重要事項と位置付けて取り組み始めています。しかし6年間の空白期間は取り返しようもなく、岐阜県、福井県側は着々と進んでいるようですが長野県側はすっかり遅れてしまいました。

建設のためには国が進めている道路整備の中期計画に位置付けられる事が大前提です。地元整備促進規制同盟会などを通じて進めてきた活動の成果もあって、国土交通省が11月に発表した中期計画の素案には一応現計画で整備を進める「グループ1」に位置付けられ一安心です。

ただ必要性などを評価するために調査した様々な指標の偏差値が40程度と他のグループ1の158路線の道路と比べてもあまりプライオリティの高いほうではありません。特に評価の低かった項目は「地方の創意工夫による自主的な取り組み状況を評価」です。長いこと活動が止まっていましたのでこれからかも知れませんが地元としても様々な団体が夫々の立場で活動を活発化させる必要があります。

松本市議会に設置された「建設促進議員連盟」もとりあえず現状を正確に把握しようと国道158号線の整備促進も含めて研修会を行ないました。議会(全議員ではありませんので有志議員ですが)としても県議や地元選出の国会議員などを通じて建設促進の活動を活発化することで行政の支援をしていきたいと思っています。
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◆ 西安ハイテク産業開発区ミッション
(H19.11.29記載)

中国西安の工業団地「西安ハイテク産業開発区」管理委員会のミッション12人ほどが松本市の新臨空工業団地を訪問しましたので一日お付き合いをしました。訪問の目的は日本からの投資を促進するためで、昨年新臨空工業団地が西安を視察したため繋がりができたとの事です。

西安は隋、唐の時代までは長安と呼ばれ、都が置かれていたので、大きな都市だとは思っていましたが、具体的には兵馬傭がある内陸地くらいの知識で、テレビなどで紹介されるときもシルクロードの出発点、歴史的文化遺産が数多く登場している程度です。説明を聞いて高層ビルが立ち並ぶ大都市である事には驚きました。人口は800万人ほどで、我が国では京都と姉妹都市提携をしているそうです。

最も力をいれてPRしていたのが人材の供給能力です。工業系の大学が数多くありそれを目当ての外国企業も多く進出しているようです。臨空の企業も何社かは中国へ進出していますが、西安のような内陸部まではまだのようです。私からは半分冗談ですが、挨拶の中で松本市も新しい工業団地を計画しているので西安からも松本進出を検討してほしい旨を話しておきました。

ミッションのメンバーを見て女性が半数以上でしたし、団長も女性でした。中国での女性の社会進出が感じられましたし、年もだいぶ若いようです(女性だったので年を聞くのも憚られ聞き漏らしましたが)。全体の印象として新しい伸び盛りの国の息吹が感じられました。あまりに急激な発展に中国脅威論もありますが、既に中国抜きでは世界経済が成り立たなくなっています。経済だけでなく政治も含め何とか友好的な共栄の道を早いうちに作っていかなければならないとは思います。

後日、中国風日本語文のお礼状がFAXで送られてきました。お礼状をFAXで送るところなど、なんとなく中国風で我々日本人には違和感もありますが、気持ちは通じましたのでありがたく受け取っておきました。
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◆ 美ヶ原での鹿の個体数調整
(H19.11.28記載)

全国的な傾向ですが、ニホンジカが急激に増えて農林業に被害が目出ってきています。松本地域では特に美ヶ原高原周辺での被害が多く、農林業被害だけでなく希少高山植物の食害など生態系にまで大きな被害が発生するようになってきました。長野県でも対策に本腰を入れて乗り出し始めていますが、野生動物については良く分からない部分もありますし、保護対策も合わせて考える必要もありますので、ただ駆除を進めれば良いものでもなく対応には時間がかかりそうです。

特に被害の大きな美ヶ原周辺で猟友会が事業を受託して個体数調整を行う事になりました。この地域は長年鳥獣保護区として狩猟が行なわれていませんのでほとんど猟師も足を踏み入れておらず、ニホンジカの生息状況が良く分かっていません。この地域を鳥獣保護区から外す事も検討されましたが、観光地でもありますし、鹿はともかく熊や野兎など他の野生動物の保護もありますので当面は解除はせず、許可による個体数調整で対応する事になりました。

猟友会ではとりあえず、三城牧場から百曲がりまでの一角で駆除を行なってみようと、会員40人ほどが出動して銃による巻狩りを行ないました。地理不案内ですし、鹿の行動状況も分かっていませんでしたが、何とか6頭ほどを捕獲する事が出来ました。目撃された鹿は五、六十頭と予想した以上の数で、目撃されなかった数も含めるとこの一角だけでも百頭くらいが生息しているようです。

駆除自体は3時間ほどで終わりましたが、固体を山に放置するわけにも行きませんので、道のない岩だらけの沢筋を引き出しに更に1.5時間ほど懸かりましたし、解体処分するのに更に同じくらいの時間がかかります。大勢が関っての事業でしたので何とか処理するまで一日で終わりましたが、人数が少ない場合は大変です。県も検討しているようですが、捕獲した個体の搬出方法を何とか考えないと山奥での事業は難しいものがあります。
猟友会では猟期があける3月頃に再度の駆除を検討しています。ただこの地域は雪が多いので積雪の具合を見ながらにはなります。

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◆ 温泉所在都市議会議長協議会
(H19.11.13記載)

松本市も加入している「全国温泉所在都市議会議長協議会」の役員会が開催され、議長の代行で参加してきました。この組織は全国で温泉地を持つ市の議会議長をもって構成され、加盟(任意)市は現在89市となっています。運営経費は人口や入湯税などによって割り振られる構成市の負担金で賄われており、因みに松本市は2万円/年 となっています。

設置の目的は理事者側で構成する「全国温泉所在都市協議会」とタイアップしながら温泉所在地特有の課題の調査研究や解決のための活動を行うために設置され、現在は熱海市の議長が会長を勤めています。

今回の役員会は各ブロックから選出の役員34市で1年間の活動についての会務報告などが承認され、引き続いて中央官庁や議会関係者に温泉地での課題解決に向けた要望活動を行いました。
要望項目は入湯税制度の充実など11項目で、要望先は財務省、総務省、国土交通省、厚生省、環境省の各大臣・副大臣を始めとして関係局長や担当課長までと、議会関係では衆参両院の総務委員会の正副委員長を始め各委員まで膨大な数でしたが役員が手分けをし、簡単な説明をしながら届けました。

私も何件か届けましたがそう詳しい説明をするわけではありませんので「分かりました」で受け取るか、多少反応があっても「ああ、例年の要望ですね」程度で、後は世間話程度です。こうした活動がどの程度効果があるか分かりませんが、実際に予算を握っている中央官庁に問題点の意識付けをする意味では多少の効果はあるとは思います。、あまり評判の良くない陳情行政ですが現実的な対応としては止むを得ない取り組みです。制度の批判は別のところで行なうにしても現状の制度の中で最大限の努力をする事は当然だと思います。
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一緒に考えよう
松本市のこと


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芦田勝弘の議会レポート

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