真空管アンプ試験用シャーシ
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1995(H07)-07-16
組み替えの出来るシャーシを考えていた
過日の無線と実験に真空管ソケットアダプターにより各種出力管を自在に交換してヒアリングテストができるアンプが紹介されていました。
実は私も種類,数とも僅かですが,依然からこのように出力管,回路による音の違いを試したいと思っていました。ところが悲しいことにひま
はともかく部品代,保管場所のためにあきらめていました。一つのシャーシを用いて初めから組み直すことも考えましたが,分解する前の状
態に戻すということは,再度組み立てることになります。いかに組立が趣味といってもこれを実行する気にはなれませんでした。
その時この記事を読んで,ソケットアダプターの作成は無理なのでサブシャーシ毎交換する方法にしました。シャシーシは6L6WGCステレ
オアンプと同一のリード(社)のS2シャーシです。相当大きめですので,電源回路,出力トランス類を固定し,増幅回路のみをサブシャーシ
に組み立てます。後はアルミ板でサブシャーシを作れば良いのです。
接続はコンピューター基板と同じくコネクターでの脱着ができれば理想なのですが,気に入ったコネクターが見つからないので,ICピッチ22
ピンコネクターと接続基板を加工して脱着します。少々手間がかかるのと,機械的強度がやや心配ですが、目的は叶えてくれます。
プッシュプルを2個,シングル2個の出力トランスを取り付けているので,6L6WGC,6L6GT,6V6GT,6BX7PP,6BQ5,6BM8,6WC5,6AR5,
47B,6CG7PP,12BH7APP等作りたかったアンプが簡単に出来るではないか,更に3Dアンプ(左右はやや低音部をカットと中央部から極
低音部をモノラルで再生する方法。昔の話だけど3Dだけの臨時増刊が出たり,専用アンプが発売されたり人気があった)に,また,シングル
出力トランスをスクリーンチョークにしたOTL,プッシュプルトランスを並列接続によるSEPP,松下(社)製カラーTVの音声出力に採用されて
いた,出力管をカスケード接続にしたOTLを自由に楽しめるではないか。グリットキャップが手に入ればST管(57S-24B)の古典アンプが再現
できるではないか−−−。双3極管のPP,ミニパワーOTLもつくってみようかな−−−。今年の秋から冬はこたつにあたりながら好きなこと
で過ごせるではないか。またまた寝不足になってしまうな−−−。と今から楽しみにしています。CR部品と真空管ソケットは重複するので無
駄のような気もしますが,真空管をセットしておけばインテリア−−−−にはならないか。
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電源トランス [野口 PMC-170]と平滑回路で +250V,170mA -70V 5mA
ヒーター 6.3V 3Aが3回路
プツシュプル出力トランス [野口PMF-15] 2個
シングル出力トランス [松下 OTJ-7] 2個
22ピンコネクターから +B1 +B2 -C 6.3Vヒーターを2回路
2系統信号入力、NFB、出力を接続します。
+Bは5AR4系の整流管を使います |
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6080単管プッシュプルステレオアンプ |
シャーシ側 |
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6BQ5プッシュプルステレオアンプ |
シャーシ |
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6CA7シングルステレオアンプ |
6EH7 高1ラジオ |
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