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完成!!『里山ガイドブック』

 森倶楽部21の11年間にわたる活動のかなりの部分は、里山である長峰山とともにあったと言っても過言ではありません。私たちは長峰山の活動を通じて、里山の育んでいる自然や文化、風土などの重要性や素晴らしさを学んできました。森倶楽部21が10周年を迎えるに当って、学んできたことを自分たちの満足だけではなく、地域の人達に広く伝えていきたいという思いからガイドブックを作成しようということになりました。
 第1回の作成会議は2007年3月に開かれ、長峰山の自然の案内時や観察会などで使える里山ガイドマップを作成したいということでした。それを受けて2007年度に緑の募金事業による「長峰山トレッキング」を実施しました。長峰山〜光城山を巡るトレッキングコースを5つ設定し、それぞれに2〜3名のスタッフが企画、準備、運営を担当して、一般の方と共に歩きながらガイドマップ作成のための情報を集めることにしました。この事業は、なかなか好評で各回とも20〜30人の一般参加者があり、毎年続けてほしいというありがたいご意見も数多くいただきました。
 当初計画していたガイドマップ作成案は、トレッキングの終わる11月頃には、安曇野市とも相談する中でガイドブックへと進化していったのでした。
 さらに、年末には長野県の「地域発 元気づくり支援金」を申請しようということになり、2008年1月に「安曇野里山ガイドブック 長峰山〜光城山」作成事業として長野県松本地方事務所に申請し、5月には100%補助のソフト事業として採択されました。
 その後月1回のペースで会議を重ねました。原稿作成まではすべて自力で行うという基本方針の元、ガイドブックに使える写真の撮影方法を学ぶために撮影技術講習会を2回開催しました。、原稿作成に入ってからは、何分みんな初めてに近い経験であり、またまだ時間があると油断をしたこともあってなかなか順調に進んだとは言えず、原稿提出期限の9月にはほとんどできていない状況でした。
 ところがその後の2ヶ月半が森倶楽部21の根性の見せ所で、インターネット上で原稿を全員が確認仕合いながら、メーリングリストで意見を交換し合うというIT技術を駆使した手法により、普段活動に参加できないメンバーにも参加してもらうことができ、みるみる進んでいきました。最後の校正でまた一苦労ありましたが、「素晴らしいものを作りたい」という限りない欲求と「何としてもクリアしよう」という粘り強さでやっと最終原稿を投稿することができました。
 そして1万部のガイドブックが永田理事長宅に届けられました。今後、県への事業実績報告書提出等の事務処理がありますが、みなさんのお手元に届くのも間近です。
 このガイドブックは直接作成にかかわった方、かかわれなかった方を含め、森倶楽部21に所属している(していた方も)全員で作り上げられたものです。11年間にわたる森倶楽部21の活動の中で流した皆さんの汗と思い、特に里山に対する思いがぎゅっと詰め込まれているからです。
 しかし、私たちの目的は里山ガイドブックを作成することにあるのではなく、それを活用して多くの人に里山の大切さを理解してもらい、一人でも多くの人に里山再生の活動に取り組んでもらいたいのです。
 元気づくり支援金の申請書に掲げた事業目的では、『里山として利用されてきた安曇野市長峰山、光城山一帯の自然、史跡、人々の暮らしを現した、トレッキングコースを紹介したガイドブックを作成し、訪れる人々、地域の人々へ、里山の維持管理に対する関心を高め、長峰山森林大学・自然の教室・登山等における児童の学習資料、ボランティアガイドの養成に役立て、里山の自然環境保全等に対する意識の高揚を図る。』とあります。
 まだまだやらなければならないことがいっぱいありますね。みなさん。
 刷り上がったばかりのガイドブックを開きながらこれをどんな使い方で活用していくか考えてみてください。

安曇野里山ガイドブック『里山とともに』に関わって
 3月1日「安曇野里山ガイド 長峰山〜光城山『里山とともに』」が発行になりました。10年間にわたる森倶楽部21の活動の集大成ともいえるものです。
 「市民タイムス」の取材記事が、31日(日)版「情報ナビ」コーナーに写真入りで掲載されるやいなや、早速見た、聞いたという方から、電話や郵便などが殺到しており、嬉しいことです。   ことに明科、豊科地域の方々からの反響が大きく、身近な地域の山に対する愛着心の高さが伺えます。「故郷の山がこのような形で紹介されて嬉しい。有り難うございます。」という手紙をたくさんの方からいただいています。
 出来上がったガイドブックは私たちの手から離れ、どんどん一人歩きをし始めました。産みの親である私たちには、新たな責任が生じています。このガイドブックが里山の再生に向けて多くの人々の関心を高められるきっかけになるよう、これからも知恵と力を出し合って活用をしていかねばなりません。これからは、倶楽部全員で取り組んでいきましょう。
 ガイドブックチームメンバーのこの1年間の努力と苦労を称え、編集に関わったメンバーの感想をまとめて、ガイドブック作成活動の一区切りとします。
 なお、作成にあたり多くの方々からご協力をいただきました。心よりお礼を申し上げます。
理事長 永田 千惠子















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