芦田勝弘の議会レポート

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◆ 100円バス西コース
(H19.7.22記載)

駅西地域からの要望が高かった市内循環100円バス「タウンスニーカー」の西コースが8月1日から運行開始となります。松本駅アルプス口(西口)が整備され、供用開始となったのを契機に渚ライフサイト、丸の内病院、県合同庁舎などを循環するコースで、40分程度の循環での運行となります。
100円との値段もあってこの地域の人にはずいぶんと便利になると思います。これで市街地を廻るタウンスニーカーは松本駅を中心にして東西南北の4路線が運行されることになりました。

運行は松本電気鉄道鰍ェ受け持ちますが、松本市ではバスの購入費用(1,586万円)の半額(793万円)を補助する事になっています。

福祉100円バスも運行されていますし,松本市の公共交通はずいぶんと充実がされてきました。市街地では出来る限り自家用車でなく公共交通機関を利用してもらうことで市街地の混雑解消が期待されます。
ただ、郊外では採算が合わないからとバス運行が廃止された路線がずいぶんあり、そうした地域にすんでいる人からは福祉100円バスを利用したくても利用できず、不公平ではないかとの声を良く聞きます。
確かに、市街地の医者へ通うにもタクシーで往復すると一回数千円となりたいへんな負担です。

松本市ではこうした地域で、新交通システム事業を進めようと検討をしていて、今年度中にはなんとか実証試験をしようと計画しています。安曇野市ではデマンド交通の運行も始まったようですし、松本市としても早めに供用開始が出来るように頑張って欲しいものです。
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◆ 岡田放課後児童クラブ建設計画
(H19.7.15記載)

利用する児童が増えて大分手狭になってきた岡田児童センターですが、留守家庭児童専用施設を建設してその解消を図ることになりました。地域として使いやすい施設とするため関係者で建設委員会を設置して検討を進めることになって、先日第一回の建設委員会が開催されました。

岡田地域での登録児童数と利用児童数
平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年
登録児童数 85人 97人 129人 148人 111人
一日平均利用児童数 66人 70人 76人 88人
 内、登録児童数 58人 64人 71人 80人
今年度は登録児童の有料化が始まって少し減少していますが年々登録児童数が増えています。

施設整備を進めるに当たって松本市としての整備方針が示されましたそれによると。
1. 既存施設の有効活用や児童の安全確保の観点から次の順位で施設整備をする。
 @余裕教室の改修
 A隣接児童センターの増築
 B学校敷地内の新築
 C学校隣接地への新築
2.当該地区の小学校児童数の推計をもとに、ピーク年度年度における1年生〜6年生登録児童数を推計し、育成室において児童一人当たり1.3m2の床面積を確保する
3.国が示す適正規模(70人以下)を1クラブ単位として、育成室の整備を行なう。

この基準によると岡田地区では
◎ 岡田小学校には余裕教室がありませんので、隣接児童センターの増設で
◎ 登録児童数は微妙なところですが、一応育成室は2クラスの増築となります。

投資効率の面から考えれば既存施設が利用できるところは利用することは当然ですが、学校の余裕教室利用は文部科学省と厚生労働省が連携して昨年あたりから打ち出している「放課後子供プラン」で利用が可能となってきたものです。従来、放課後児童対策は福祉分野で厚生省が主な所管で、松本市では福祉部が担当していましたが、文部科学省、松本市では教育委員会が関る事は当然で、良い方向に動き始めたとは思っています。

岡田地区の建設委員会へは松本市から素案の提示がありましたが、今後もう少し問題点をつめながら更に検討を深めていく事になりました。地域によって考え方も違ってくるかも知れませんが、こうした事に地域として関りながら使い勝手の良い物を作っていくことは、地域の事は地域が主体になって考える「地域自治」にも通じるものがあり、先行事例のひとつとして大切に扱っていきたいと思っています。
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◆ 松本広域連合議会第一回臨時会
(H19.7.12記載)

統一選挙が終わって始めての広域連合議会が開催され、議会人事の決定や理事者提出の補正予算などが審議されました。

私は松本広域連合議会に所属したのは初めてでしたが、松本広域連合では主に広域消防と介護保険や障がい者等級の認定事務の関係を行なっています。一部、広域に関る観光やゴミ処理、地域情報なども扱っていますが、予算的に見れば消防関係がほとんどだと思います。

議会は構成の9市町村から26人の議員が選出され、そのうち松本市からは10人です。委員会は議会運営委員会と二つの常任委員会(総務・民生委員会、消防委員会)が設置されています。私は総務・民生委員会に所属する事になりました。

広域連合長(松本市長)の挨拶から
@ 県が進めている消防の広域化(全県2分とするか4分割とする案が有力)計画によって(本広域連合も)大きく影響を受けるので注視して行く
A 現在、中央東線期成同盟会の事務局を受け持っているが、発展的に新広域同盟会に移行して行く
B 危機管理について、団塊世代の退職が迫っているので消防技術の継承を図るため本年度中に体験事例集を作成する
C 特別職の報酬を検討するため、本年度審議会を設置する

総務民生委員会の審議では
理事者提案の議案もありましたが、広域観光についての意見・要望が各議員から数多く出され、観光面での関心の高さが伺われました。
委員会審議の後、本会議に委員長報告をしなければなりませんが、理事者や他の議員に待って貰いながらの報告書作成で、余り待たせるのも気がひけますのでなかなか大変でした。
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◆ 杜の賑わいinまつもと
(H19.7.9記載)

市制施行100周年記念事業の一環で、JTBのオリジナルイベント「杜の賑わい」が長野県松本文化会館で開催されました。これはJTBが地域の祭りや芸能を一堂に集め旅行の中で観賞する事業で、郷土芸能などの支援も兼ねた文化イベントとして全国展開されているものです。

私の関っている「SK松本ジュニア合唱団」が出演しましたのでステージを見る機会を持ちました。出演者は300人ほどの大人数で、火焔太鼓、三才山 神楽、内田ささら踊り、松本ぼんぼん、木曽踊り、乗鞍アルプホルン、諏訪の木遣、青山様、ぼんぼん、等郷土芸能が夫々の保存会などから披露されました。
SK松本ジュニア合唱は「わらべ歌」のメドレーを遊びの再現もしながら演奏しました。

このイベントは今回が106回で20年以上続いている事業だそうです。全国から募集した「信州へ行こう」のツアーへ組み込まれたイベントですが、2ステージの公演で夫々松本県文の大ホールがほぼ満席になりましたので4000人近い客数があったと思われます。全てが松本へ宿泊したかどうかは分かりませんが、地域文化の紹介だけでなく、観光面でもずいぶん賑わいになりました。紹介されたお祭りを目当てに、再度松本を訪問してもらう事ができれば更に地域の活性化に貢献できます。

ステージの中での説明では「杜」は神社やお寺の林をさしていて、森林の森とは区別していて「杜の賑わい」は神社などの賑わいのことでお祭りなどで賑わう様子を表しているそうです。
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◆ 東山部ニホンジカ被害対策会議
(H19.7.7記載)

最近、被害報告が目立って多くなっている東山部地域のニホンジカ被害の対策について、関係者が集って対策会議を開催しました。主催は松本市の農政部で県の担当者、JA、農業委員、猟友会など関係のありそうな団体の代表者での検討会でしたが、マスコミの注目度も高く、何台ものテレビカメラも入っていました。
私も猟友会関係者として出席する事になりました。

十何年か前にはほとんどいなかったニホンジカがどうしてこうまで増えるのか、実際のところは良く分かりません。温暖化で雪が少なくなったとか、荒廃農地が増えて人の居住区と山林の境が分かり難くなったとか、様々な理由が言われていますが、なかなかしっくりした説明ではないような気がしています。この事は全国的な現象ですが、それらの原因が複合的に重なっているのかも知れません。

被害も農作物や林業への被害はもちろんですが、最近では市内の住宅地域にまで出没したり、美ヶ原の希少植物を食い尽くすなど生態系にも影響が出るようになってきました。

増加の原因が良く分かりませんので対応策も対処療法的になってしまいますが、松本市がまとめた案によれば大きく二つが考えられています。
@ 駆除や狩猟によって数を減らす。
 (駆除は主に猟友会が担当しますが会員の減少や高齢化で思うに任せない事もありますし、銃器や罠の使用は危険と隣り合わせで慎重に実施する必要があります。また猟具の扱いには当然法律によって厳しい制約が設けられています)
A 電気柵や防護柵で農地を守る。
 (全ての農地を柵で囲うわけにも行きませんし、山林や美ヶ原高原の高山植物の被害となると一筋縄では行きません)
○そのための研究や広域での取り組みも検討されなければなりません。

過去には自然淘汰がなされて余り増えすぎる事はなかったようですが、近年の増え方を見ると駆除や狩猟で絶対数を減らす事が必要だとは思っています。しかし、野生動物は実態把握が難しく、県でも生息調査はしていますが、実際にはこの地域には何頭くらいが生息していてどの位減らせばよいか、減らしても大丈夫かはよく分かっていないのが実情だと思っています。あまり急激な対応を取るのではなく、被害の発生状況も見ながら慎重な計画と実施が求められます。

美ヶ原高原一帯は保護区として狩猟が禁止されていて、この地域で繁殖した鹿が里山へ降りてきて被害が発生している事も十分考えられますので、この保護区内での駆除も検討することになりました。駆除の依頼があれば猟友会としても検討しなければなりませんが、従来狩猟が行われていなかった地域なので猟友会員も余りこの地域での鹿の行動には精通しておらず、安全には十分な配慮が必要だと思っています。
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◆ 12時間ソフトボール大会
(H19.7.2記載)

岡田体育協会が発足して10年を記念して「12時間ソフトボール大会」が開催されました。朝6時の開会式から夕方6時の閉会式までの12時間です。
試合は地区町会を南北二つに分けての対抗試合で、時間毎に年代や男性女性など、選手の出場時間を区分しての対抗試合となりました。昼には岡田太鼓演奏などのセレモニーや豚汁などが振舞われ、お祭りのような賑わいになりました。

選手は入れ替わりですが運営役員は12時間連続でなかなか大変な事業だったようです。こうした地域全体での事業は近年少なくなっていて、この地域でも地域に新興住宅地が増えるにつれて地域コミュニティはだんだん薄くなっているようです。

この事業も初めは体協役員の中でも半信半疑だったとの事ですが、終わってみると役員の中にもやり遂げたと言う充実感があるものと思います。
企画をして、100人を超える運営役員を決め、選手の出場をお願いする、セレモニーの出演や豚汁の手配、けが人への対応のため保健士の手配など大勢の方々の協力があってこうした事業が成り立っています。そうした様々な準備作業などの中から地域の方々のふれあいが生まれ、地域のコミュニティが育ってくると思っています。

近年薄くなってしまった、地域コミュニティの育成や復活には時間も手間もかかりますが、こうした努力を積み重ねる事しか方法はないと思っています。地域自治や身近な政治を実現するためにも地域での活動を支援をして行く必要があります。
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◆ 自衛隊の新隊員前期教育終了式 (H19.6.27記載)

陸上自衛隊松本駐屯地で行なわれていた新隊員の前期教育終了式が催行され、議長の代理で来賓出席しました。このような式典が行なわれる事も松本市や議会が招待を受ける事も知りませんでしたが、松本駐屯地には地元市として災害時にはお世話になることも多いので特に出席する事に抵抗感はありません、と言うよりこうした式典には招待があれば出席する事が地元市としての礼儀ではないかと思っています。

新隊員60人が3月末から3ヶ月間の前期訓練が終了し、これから各配属先で後期の訓練に入ります。松本駐屯地に残る隊員も何人かいますが、ほとんどは関東近辺の各駐屯地に分散配属されます。

自衛隊の式典には余り出席した事はありませんが、このところ出席する機会が多くなった一般の式典とは全く別世界のような雰囲気です。自衛隊ですから規律正しいのは当然ですが、式典へ新団員の家族が出席している事を知ったのも新しい経験でした。それも新団員の数よりはるかに多い家族が参加していて、子供の姿も見えましたので家族ぐるみの式典となっています。

一般企業では入社式に家族が出席する事は余り考えられませんが、自衛隊では普通のことだそうです。関係者に聞いてみましたら、外国の軍隊でもこうした式典に家族が出席する事は普通のことだそうです。確かに自らの命を掛けて国民や祖国を守ろうとする危険を含んだ職業で、家族の支援や理解がなければ努められないことは分かります。
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◆ 廊坊市・カトマンズ市公式親善訪問団
(H19.6.23記載)

24日に開催される第50回全日本花いっぱい松本大会(第6回世界大会)に参加するために松本市を訪問した、姉妹都市の廊坊市とカトマンズ市の公式親善訪問団から相次いで松本市議会への表敬訪問を受け、正副議長で対応をしました。
表敬訪問ですから、簡単な表敬挨拶の交換と短時間の歓談、記念写真の撮影程度ですが通訳を通してのコミュニケーションで内容の割には時間がかかります。

国柄で訪問団の職責も名前を聞いただけでは良く分かりませんが、廊坊市の団長は「中国共産党廊坊市委員会書記」の方で中国における共産党の位置付けが分かるような気がします。
カトマンズ市の団長は「副市長」で、こちらは分かりやすい肩書きです。

夜には廊坊市の歓迎レセプションが開催されましたが、どこの国でも酒が入ると和やかな雰囲気になるのは共通です。信大生のアルバイト通訳なども配置され、夫々の都市の様子や文化などについて話が弾みました。特に中国は漢字文化の国ですからその気になれば筆談での意思疎通はある程度可能です。

団長の年齢が52歳、30歳台、40歳台の団員も多く、対応した松本市側の年齢構成に比較して訪問団の年齢が若いのには驚きました。詳しい事情は分かりませんが伸び盛りの国で、若い人の活躍の場が多いのかも知れません。

姉妹都市とはいえ余り廊坊市には関って来ませんでしたので人口が400万人と聞いてびっくりしました。市と言ってもその下に県がいくつもあるとの事なので日本の呼び名とは比較できませんが、人口だけでは長野県の倍くらいあります。席が隣り合った廊坊市計画局長と話をしましたが、廊坊市にはまだ地下街がないので日本を手本にしながら建設できたらとの事です。そのための視察で日本を訪問した事もあるそうです。

余りにも人口規模が違いますので今後どのように展開するか分かりませんが、お互いに無理のない範囲で姉妹都市としての友好関係は続けていけたら良いのではないかと思っています。
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◆ 始めての議長席
(H19.6.13記載)

副議長になって初めて本会議で議長席に座って議事の進行を執りました。
松本市議会では慣例のようになっていますが、一般質問の二日目の午後には副議長が議事の進行を執る事になっています。始めてのことで少し緊張はしましたが、スピーカーが近くに有るせいか大変発言が聞き取りやすく議員席で聞いているのとは大分感覚が違います。

ただ、座っている場所が高い位置にありますので議員席より大分暑く感じました。最近は省エネでエアコンの設定温度を大分高くしてありますので上着を着ていると汗が出ます。

途中議員の発言内容をめぐって議事進行発言があり、発言精査と調整のため1時間ほど休会となってしまいました。発言は議事録作成のため全てテープに録音していますが、なかなかテープでは肝心の所にたどり着くまでに時間がかかります。議事進行発言などはめったにありませんが、こうした事が起きるとデジタル録音でもう少し手早く処理ができるような機器が欲しくはなります。

議事進行=議長に対して議事進行に異議を申し立てるもので、議題に関して不穏当な発言などがあった場合、直ちに処理をする必要が有るため、そのまま議事を進めるのではなく、一旦議事の進行を止めて発言の修正や取り消しを求めるための緊急的な動議で、議長は発言を精査し、両方の言い分を聞いた上で必要な処置をする事になります。
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◆ JA虹のホール岡田の竣工
(H19.6.10記載)

先日私の地元、岡田町に松本ハイランド農業協同組合が運営する「JA虹のホール岡田」が完成し、竣工式が行われました。
近年は自宅やお寺、公民館などでの葬式が少なくなって、ホール葬が増えているようです。そうした流れの中で松本ハイランド農協では、芳川、波田、筑北に続いて4館目のホールとして建設した、東山部地区では以前から要望の高かった施設です。

私としても歩いていける範囲に建設されましたので、利用の面ではずいぶんと助かります。まあ、こうした施設は必要では有りますが余り頻繁に利用しないにこした事はありませんが。

平屋建てで150人規模の施設ですが、突然畑の中に大きな建物が出現して地元でも大分戸惑いが有るようです。地元町会が一番心配しているのは施設への自動車の出入りが多くなって交通事故が増えないかとの事です。葬式のある時は時間などを近くにある保育園には連絡するような申し合わせをしたり、周辺の道路には何ヶ所かカーブミラーや案内看板も設置されましたが、車の流れは実際運営が始まってみないと良く分からないところが有ります。

そうした事には農協も大分気を使って地元町会とも何回か話し合っているようですが、完成した後も周辺の状況を見守っていかなければならないとは考えています。必要によっては交通規制や道路の改良も手がけなければならなくなるかも知れません。
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松本市のこと


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