
Ni-CdとNi-MH二次電池の話
(私の知る限り・・・の内容です)
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ニカド充電池
(Ni-Cd)
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ニッケル水素電池
(Ni-MH)
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#tidbit#
ニカド充電池は知名度No.1ですよね!?
しかし今後、ニカド充電池は全廃の方向で動くと思われます。(自信ないけど・・)
なにしろニッケル+カドミウムだから「有害」ということと「希少金属」ということでしょうか?
既に「カナダでは全廃」・「ヨーロッパ方面では販売中止」されていると聞いています。
そこで台頭してきたのがニッケル水素蓄電池(Ni−MH)というわけです。
このニッケル水素蓄電池はだいぶ以前から存在していたのですが、大電流を連続して取り出すと
激しく発熱して危険であり、性能的にもモータを力強く廻す(ニカドに迫る)程の能力が得られず、
ポータブル機器(携帯MDやCDプレーヤ)とか、モバイル機器(ノートパソコン)などに使用されていました。
しかし近年(と言っても10年以上前から)のMH技術の進歩により、動力用に高性能化を果たしたのです。
Ni−MHとは、正極にニッケル酸化物・負極に水素吸蔵合金(MH)を使用しています。
「MH」とは「メタルハイドライド」で、金属に水素を封じ込める技術革新によって実現されたと言えるでしょう。
Ni−MHはニカド電池の約2倍のエネルギーを溜めることができ、放電電圧はニカド電池とほぼ同じで
互換性があり(メモリ効果もしっかり有る)、一般的に無害であることから急速に普及しています。
良いことばかりのNi−MH電池ですが、保管には注意が必要です。
一般的に乾電池の容量保証は3年と言われていますが、リチウム電池は10年以上です。
しかしニカド電池の自己放電特性は乾電池の100倍で、Ni−MH電池は1000倍と言われています。
つまり、放置しておいて最も早く容量が無くなってしまうのはNi−MH電池ということになります。
このことから、雑誌等に書かれている「Ni−MH電池を長時間使用しないときは少し充電しておくのが良い」
ということになっていると思われます。放電しきってしまうと死んでしまうので...大切にしたいものです。

#Charge and Discharge#
充・放電についての一般的な話です。
Ni−MH(Ni−Cd)二次電池の特性として充電が進むに連れて電池電圧が上昇し、
100%充電されると電池の電圧が減少し始め、ピーク時の電圧に比べてセル当たり約15mV程度下がります。
この電池電圧が上昇から減少に転じたことを利用して充電終了のタイミングを検出する方法を
−ΔV検出(デルタピーク検出)と言います。
これがRC界でも良く知られている充電カット方法で、ほとんどの充電器で採用されていますよね!?
また最近ではNi−MHが主役になり、充電が進むに連れて電池温度が急激に上昇するため、
電池保護の観点からも「設定した温度で充電カット」出来る充電器(−ΔV併用)も多く出回ってきました。
以前からNi−MH電池の充電における温度カット方法は一般的で、
この検出方法のことをΔT/Δt検出といいますが、
これは「電池の温度上昇が2℃/分を越えたときに充電を完了する」方法です。
この「温度を管理する」ことは、大切なバッテリーを長持ちさせる為に非常に重要なことですが、
−ΔV検出と最大温度制御を併用している充電器では、発熱量は充電電流が大きいほど大きくなる
ことから、充電電流と最大カット温度設定を上手にしないと満充電される前に温度上昇によって
充電がカットされてしまいます。(冷ましてから再充電する手もありますが過充電には要注意!)
私の測定では、P-3000UMH(Ni−MH)を電流値3.5Aで充電して−ΔV検出(室温30℃)時
バッテリー表面温度は50〜52℃でした。(新品2回程度充放電した物)
また、RC3000HVを同条件で充電した場合のバッテリー表面温度は46〜48℃でした。
一般的な電池メーカのカタログには、充電可能温度は0〜45℃と記入されています。
※60℃くらいまでは大丈夫なようですけど・・・※
【参考】 タミヤRC1700SP(Ni−Cd)では、電流値4.0Aで充電して−ΔV検出(室温25℃)時
バッテリー表面温度は32〜34℃でした。(新品/充放電4回目)
また、電流値5.0Aで充電した時の表面温度は36℃でした。(新品/充放電5回目)
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Charge
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Discharge
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いままで充電(charge)に関することばかり並べてしまいましたが、放電(discharge)も重要な事です。
前にも記述しましたが「メモリ効果」というやつです。(メモリと言っても半導体ではありませんよ?)
ピンとこないかもしれませんが、電池は「小さな電池がたくさん並列接続されたもの」
と考えることが出来ます。各小電池は充放電が浅かったり、放電されないまま長時間放置されると
不活性化して充放電できなくなるのです。この不活性化した小電池が増えて蓄積(メモリ)されると
電池の内部抵抗値が上昇して、電流が流れたとき電圧が低下し電池容量が減少したようになるのです。
この「メモリ効果」を防ぐには、各電池の最終放電電圧まで放電することで一般に0.9V/セルです。
こう考えると「RC」での使用環境はバッテリーにとって激烈最悪と言わざるを得ませんね!?
充電は平気で5〜6Aでするし、放電(走行)も一気に5〜6分で終了となります。
「50〜500回使える」という充電式電池の「アバウトすぎる幅」はここから来ているのでしょうか?
P-3000UMH(Ni−MH)を電流値15A(0.8V/セル)で放電したときのデータは
容量2708mAh・650sec・平均電圧6.56V・最大表面温度56℃でした。
また、RC3000HVを同条件で放電したときのデータは
容量2445mAh・587sec・平均電圧6.75V・最大表面温度56℃でした。
【参考】 タミヤRC1700SP(Ni−Cd)の15A(0.8V/セル)での放電データ(新品/充放電4回目)は
容量1604mAh・385sec・平均電圧6.44V・最大表面温度55℃でした。
また、20A(0.8V/セル)での放電データ(新品/充放電5回目)は
容量1577mAh・284sec・平均電圧6.32V・最大表面温度60℃でした。
※おことわり※
上記のデータ等は「個人レベル」のデータのため全てに当てはまるものではありません。
RCバッテリーの充放電には「各人にノウハウが有る」ハズです。
参考程度と考えて「自分で探って〜見つけて」くださいね。

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