核・原子力先進国での撤退

日本では、いまだに未来のエネルギー源は原子力であるかのような幻想が残っているし、国や企業が積極的にそのような宣伝を流している。しかし、世界の核=原子力先進国はすでに1970年代には原子力からの撤退を始めているのである。

一時、欧米に原子力ブームはあった。しかし、安全性、経済性、社会的問題のため、米国では70年代前半に、ヨーロッパでは、70年代後半には原子力からの撤退が始まっている。今後は、わずかに残った建設中の原子力発電所が稼働に入るだけで、次から次へと廃炉が増える。

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