| 10/10 THU 西へ。 |
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朝一で霧多布(きりたっぷ)岬まで走る。
折り畳み自転車を出すのが面倒なので自分の足で走る。
片道1.5km。さすがに運動不足、苦しい。
まだ岬に着いていないというのに帰りのことを考えて後悔する。
早朝の海にはたくさん船が出ている。何を獲っているのだろう。 岬の灯台の脇を通り抜けるとさらに突端までけもの道が続いている。 行ける所まで行ってみる。
海にたくさん見えるのは船です
チェックアウトの後今度は昨夜行ったアゼチ岬の遊歩道を歩く。 青空が見え日が差している。聞こえるのは鳥のさえずりと波の音と自分の足音だけ。 昨日は夜で分からなかったが霧多布市街の背後に広大な霧多布湿原が広がっている。 その湿原を貫く道路で湿原の対岸へ行き、今度は湿原センターから見下ろしてみる。 さて、予定では道内にあと残り1泊である。 十勝平野のあたりまでのんびりと戻ることにする。 海沿いの道を進む。と、道路わきの家々のポストに目が止まる。 みんな同じ三角形の形をしているのだが、ひとつひとつに違う飾りが付いている。 それがなんとも愉快なのだ。
愉快な飾りの付いた三角ポスト
撮影しようと車を降りると昆布の匂いがする。 そういえば朝岬の沖に出ていた船は昆布漁をしていたらしい。 湿原の中、川がSの字を描く絶好のビューポイント、琵琶瀬展望台で車を止める。
霧多布湿原琵琶瀬展望台
どうやらココ浜中は昆布の名産地のようなので実家へのおみやげとする。 ところが名産地どころか天然昆布生産量日本一の町なんだという。 そりゃ買っていかないわけにいかない。 散布(ちりっぷ)の橋のたもとで川を眺める。 漁から戻る船には昆布が満載されている。港に干された昆布は朝日を浴びて輝いている。 日本一の港はのどかで心地いい。なんとも言い表せない気持ちの良さに包まれた朝。
天然昆布生産量日本一の港
えとぴりか村で頂いたピリ辛サンマはとてつもなくおいしかった。 そのピリ辛サンマが売っているという厚岸漁協直売店に寄ってみる。 明日内地へのフェリーに乗る予定とはいえここからサンマを持ち帰るのは危険だろう。 かといってピリ辛サンマだけをクール便で送るのもどうかと思い悩む。 道の駅厚岸グルメパークにて高い展望台を見つけ登ってみる。 そろそろ道東に別れを告げなくてはならない。今夜の宿を十勝の「ワインの国」とし やや東へ戻る形で根釧原野の入り口をかすめ、一気に西へ向かうことにする。 ミルクロードを快走し、根釧原野に別れを告げるべく別海へ入る。 しかしあいにくの雨である。どうも根釧原野は晴れた気持ちの良い姿を見せてくれない。 くやしかったらまた来いと、根釧原野1年目の僕に言ってるかのように激しく雨を降らす。 そんなこと言われなくてもこれからも何度も来るだろう。必ず。 来年は…来れるかなぁ…。 迷った。そしてついに道路が尽きた。しかしそこに素晴らしい景色が待っていた。
道路が尽きた。その先に
さっきまで僕をはねつけていた根釧原野が一転して素晴らしい景色を見せてくれた。 思わず昼寝したくなるような広大な牧草地。自分だけの地平線。 僕は満足し、西へ向かうことを決意する。 さぁ先へ行こう。しかし行こう行こうと思いつつ、 ついつい車を降りたくなるような景色に何度も出くわす。 ココが根釧原野というところなんだ。 標茶を抜け丹頂鶴の鶴居村の、その名も鶴見台パーキングへ。 3羽いたが撮影しようとしたら飛び立ってしまった。 仕方がないので説明書きを読んでいたらどこからともなく鳴き声がして3羽飛んできて、 続いてもう3羽が飛んできた。感激。
鶴居村の丹頂鶴
地図から消えた地名がある。 かつてたくさんの人が住み大きな炭鉱と共に栄えた街雄別。 地図でそれらしいところを探索した末やっと見つけた。 山への入り口に当たる交差点付近からいくつかの廃屋が並び、 谷が狭まると軌道の鉄橋跡とガソリンスタンドの遺構があった。 舗装が途切れたその先がきっと炭鉱時代の中心地だったのだろう。 森の中に佇む巨大な廃墟に空へ高く伸びるやたらと大きい煙突。 軌道や橋の跡が至るところに残っていた。 しかし思ったよりずっと自然の中に埋もれてしまっていた。 釧路から西へ、38号。 正面から差し込む夕陽が眩しい黄金道路。
黄金道路38
とてつもなく綺麗なんだが逆光が強すぎて標識が見えない。 十勝平野の広い空が綺麗な色に染まっるころ豊頃着。 さて道内最後の宿「わいんの国」。 5泊目のとほ宿っつ〜ことで記念のステッカーを貰った。 味のある古い宿だが、農家の廃屋を宿主ひとりの手で今の姿にするまでの 苦労話はとてもおもしろかった。 |
| 北海道2002秋 6日目 |