ご挨拶

「つかまのホームページ」は2024年を迎え、19年目に入りました。
SNSが発達した昨今、このような手作りのHPは既に時代遅れとなっています。これまで自分に各種のSNSやスマホの必要性はなかったのですが、昨年から務めている公職で組織内の連絡にLINEが使われて、トップの私はスマホを持っていないためにお飾り状態となっています。しかし、いまさら節を曲げる妥協もできず、情報難民を自他ともに認める状況です。それでも相変わらずネットワーク上に私信と私的趣味を垂れ流しております。古くなったコンテンツは随時、改めて行きたいと思いっていますがちっとも進みません。お待ちください。

情報漏えい、悪用、そしてフェイクなどネット世界の状況は、技術面でも人間の精神面においても悪化の一途です。華々しく登場した生成AIは国際的な規制が必要となっています。電子決済、キャッシュレスなどはシステムダウンでトラブルが頻発しています。おそらく、この傾向はさらに強まり、事故の度に被害は拡大するでしょう。それにもかかわらず、DXなどという言葉が先行して、一方的、恣意的に野放図に無責任に進められ、欠陥品、欠陥システムの押しつけが蔓延しています。それらがやがて大変な問題に至ると思う人が少ない、ということが最大の問題でしょう。私のようなスキルのない者にはどうにもできませんし、と言って世を挙げて一緒に酔うことも恐ろしくてできません。ただ、ささやかな発信は続けたいという気持ちはあります。3行日誌は申し訳ありませんが限定公開にしております。ご理解ください。

私は平成30年に還暦を迎えました。仕事はその1年前に早期退職し、半年間は家居でストレスの解消と体調の回復を図っていましたが、復調後は依頼を受けて現役時代と同じ職場に非常勤で通っております。これからの人生で何に取り組まなければならないか、どうすれば自分の過去と向き合い、その責任を果たせるか、そんなことがかなりはっきり見えてきました。
公私を問わず、立ち位置は変えずに、世に出ていない過去の資料の報告に努め、これを広く知らしめること、そしてこれまで知り得たことを基礎に、さらに新しい知識を重ね、地域と郷土の歴史、文化、文化財を顕彰すること。それを自らの使命として、一層、励んでいきたいと考えております。
本年もご指導、ご鞭撻をお願い致します。

一昨年の母の死から2年が経ちました。母の死を看取ったことは自分の死への行程を改めて考える機会になりました。その時までに私は何ができるか。そして何をやらねばならないか。その思いは一層強固になっています。


2024年1月1日

束間偏人