自作バルブチェッカー
 

自作バルブチェッカー (真空管試験機) です。

  可変定電圧電源と専用トランス、GT管、MT管、ST管ソケットで、汎用真空管はチェックできます。製品はロータリースイッチで、ピン接 
  続、ヒーター電圧が設定できますが、自作品は、中継端子とわに口クリップで設定します。誤設定、感電には充分注意が必要です。

 奥側の真空管は左から定電圧放電管0V3、レギレーター管6Y6、制御管12BH7Aです。

  Epを一定に保ち、Egが1V変化した時のIpの変化量を測ります。真空管も意外とバラツキが大きいです。計算でGmは求められるはず
 ですが、規格表とは何故か合いません。

 操作性は良くないですが、充分真空管のチェックができます。

 電解コンデンサの試験もできます。最低電圧加電させながら、漏洩電流をみます。最後は最高電圧まで加電します。
 
出力管 6L6GCのチェック
マジックアイ 6R-E13のチェック
マジックアイ 6G-E12のチェック
自作バルブチェッカー (真空管試験機) の概略です

@ +Bは可変定電圧回路にします。保護抵抗と電圧計、電流計を入れ、ワニ口[イ]につなぎます 
A 各種真空管ソケットの1番ピンを全て接続し、シャーシー上の中継端子の1番に接ぎます。
B 以下同様に9ピンMT管の9番まで接続します。
C -Ecは可変にし、電圧計を経由して、ワニ口[ロ]へ。
D SG電圧は+Bを分圧して取り出します。[ハ]へ。
E アースからワニ口[ニ]へ。
F ヒータートランスからワニ口[ホ、ヘ]をつなぎます。

自作バルブチェツカーの使い方

@ +B設定は最小電圧。-Ecは−に最大にしておきます。
A 中継端子には、真空管ソケットのピン番号順に接続されていますので、ピン電極にあわせて、ワニ口を噛ませていきます。
B もちろん、ヒータートランスから定格ヒーター電圧を供給します。
C ヒーター加温とともに、Ipが流れだします。
D 希望する+B、-Ec電圧にして、Ipを計ります。
E -Ecを1V変化させIpの変化量を見ます。

なお、G3(サプレッサーグリッド)は接地させています。

この程度の仕様ですので、使えるか、否かの識別位です。
また、+Bの露出、ワニ口の接続なので、感電、誤接続、ショートに要注意です。




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